両片想い

検索結果:44件

  • 朗報:ツンデレ幼なじみ、しばらく会わない間にツンが消えて俺にデレデレになっていた

    幼なじみから溢れる″甘々″が止まらない

    3,300

    0


    2023年3月24日更新

    時は小学五年生、神沢勇士は引っ越しにより街を離れた。たった一人の幼なじみ、江口由那をそこに置いて。 それから月日は流れ、高校一年生。再びの親の転勤により私の故郷へと戻った勇士は、新たな環境で高校生活をスタートする。だがそこで、運命は邂逅した。 再開したのは、幼なじみの由那。だが彼女の様子は昔と違い、明らかに自分にデレデレになっていて────!? 甘々デレデレすぎる美少女幼なじみと送る最高の学校生活が今、始まる。

    • 性的表現あり

    読了目安時間:3時間51分

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  • 愛しの君へ藁人形に赤い糸を結んで

    すごくすごく純愛です。盲目とはこういう事

    100

    未参加


    2023年3月20日更新

    こないだ友達とやったTRPGネタをそのまま作品にしてみました。 主人公は、お隣さんの事が大好きです。でも、引っ込み思案な男の子が告白する勇気がなくて、あるモノに頼ります。 ※作者の中では、ものすごい純愛なんです!…が、たぶんジャンル恋愛に設定できないくらい猟奇的なのかもしれません。コメディーとして笑ってくれれば1番いいと思います。(? いたって作者は真面目に恋愛物語を書いてるつもりなのです。ホラーじゃないです…(泣 着地点はハッピーエンドになる予定です。 ノベプラの企画で貰ったアイコンを見て考えたストーリーになります。※挿絵に使ったやつのことですね。 ※挿絵はノベプラさんのアバターです。

    読了目安時間:29分

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  • 知らない相手と始めた交換日記。その子はクラスの金髪美少女ギャルだった。

    擬態している主人公とヒロインのお話

    9,800

    5


    2023年3月20日更新

    『卒業まで変装しよう』『地味で目立たなければ大丈夫だ』『正体がバレたら恥ずかしくて学校に行けない』と言った一人の男の子が居た。 彼の名前は藤堂秋也(とうどうしゅうや)。 その行動は徹底していて、学校では『成績優秀だけど地味な人』と思われている。 秋也の必死な行動には理由があった。 人気美容室に専属している──『美少女カットモデル』 これが秋也のもう一つの姿だった。 美容室は家族が経営しており、秘密を知っているのは家族の他には親友達だけ。 そして、秋也は今日から高校三年生になる。 『あと一年の我慢だ』思っていた、ある日、秋也は校舎裏で一冊の日記を拾う。 日記の持ち主は、顔も名前も知らない文学少女。 そして、女の子との不思議な交流が始まり、秋也の高校生活は一変する。 その交流は──交換日記。 戸惑いながら始めた交換日記は、いつしか秋也の楽しみになっていく。 二人の交流が続いたある日、一冊の本の貸し借りをすることになった。 その本を切っ掛けに、二人は『顔と名前を知らないまま』出会うことになり── ──秋也は女の子にも『秘密』がある事を知る。 一冊の日記から始まった二人の繋がりは、いつしか秘密を共有し合う仲になり、二人の距離は更に近付き、惹かれ合っていく…… ──一冊の日記、一冊の本から始まる二人の物語。 ※なろう、カクヨムにも連載をしています。 ※スマホ執筆なので、読みにくかったらゴメンナサイ。横読みの方が良いと思います。 【物語が本格的に動くのは10話からになります】

    読了目安時間:6時間28分

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  • 陽だまりにて待つ!

    コメディ・シリアスあり王道ラブストーリー

    249,700

    120


    2023年3月17日更新

    恋なんてあきらめてた。 けれど 本当は、誰よりも憧れていたのかもしれない。 【あらすじ】 『見た目? 大丈夫、自覚してます。おまけにバカでチビですけど、何か? いえいえ問題ないっす。一人で強く生きていこうって決めてるんで』――と鼻息荒く人生設計を語っていた女子高生、西野彩香。 ……が。気付いたらドタバタに巻き込まれ(もとい、自ら突っ込んで行くことも多々アリ)、いつの間にか爽やかイケメンやら意地悪イケメンやらが周りをウロチョロしていて――。 「うっっざい!お前ら寄ってくるな、巻き込むなーーー!」と心の内外で叫んでいたのに。 ………………なんてこったい。一生の不覚。これが恋ってヤツか!? ※R15は保険。

    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:12時間28分

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  • 【BL】一枚のチョコレート

    幼馴染BLが好きです

    300

    0


    2023年3月14日更新

    毎年あった名前のないチョコレートが、今年はなかった。 家族以外の手作りが苦手な奏多。バレンタインにもらうチョコレートは毎年家族と幼馴染に食べてもらっていた。 ただ、ひとつ。名前のない、どこにでも売っている一枚の板チョコを除いて。

    読了目安時間:17分

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  • ハイビターチョコレート

    ほろ苦青春バレンタイン

    500

    0


    2023年2月15日更新

    好きだと言ったら、君は居なくなる。 だから、絶対に告白なんてしない。 当て馬と負けヒロインの拗らせ両片想い短編。

    読了目安時間:10分

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  • 恋の寄せ鍋

    姉という生き物とのよく分からない会話

    6,200

    0


    2023年1月29日更新

    恋の〇〇〇シリーズ3作目。

    読了目安時間:3分

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  • 恋のお神籤

    おまけ付きのおみくじ、いいよね

    2,300

    0


    2023年1月29日更新

    恋の〇〇〇シリーズ2作目。

    読了目安時間:3分

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  • 恋のかぎ針

    不器用なクセに、なぜやろうとした!?

    4,500

    0


    2023年1月29日更新

    恋の〇〇〇シリーズ1作目。

    読了目安時間:2分

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  • クリスマスの片道切符

    本当は愛も約束も存在してなかった……

    500

    未参加


    2022年12月26日更新

    今年だけの片道切符を用意しました。 アナタは好きな人から、片道切符を受け取ります。でも、その電車に乗ってしまったら、帰る分の電車賃は持っていません。 それでも不思議と何かに誘われるように、アナタは電車に乗ってしまいます。 ーこれは1年前にした約束の物語ー 君があの日の約束を覚えていてくれたら、 きっとこの心に秘めている想いを諦められるんじゃないかって気がしてしまったんだ。 「また、来年も同じように一緒に迎えたい。」 って言ってもらえたならいいのにな。 頭では、そう思いながら、きっと口に出すことの出来ない想いを詰め込んでみました。 たった5分だけでもいいから傍にいたいって、 それだけのために俺も電車に乗り込んだ…。

    読了目安時間:16分

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  • 【BL】初恋は雨上がりに輝く

    幼馴染大学生のはなし

    5,900

    0


    2022年11月22日更新

    三歳差の幼馴染である修一と朔也。 兄弟のように育ったふたりには、しまい続けた想いがある。 伝えることなく消えていくのを待つはずだったのに。 三年ぶりの再会を機に何かが変わっていく……? 「①正しさの基準(side修一)」は、お題リクエストから 「②初恋の続き(side朔也)」は、#創作BL版深夜の60分一本勝負 お題「雨宿り」「虹」で書いたものに加筆修正しております。

    読了目安時間:1時間44分

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  • セッ○スしないと出られない部屋に男女を閉じ込めるのが性癖の魔族に巻き込まれた話

    題名通りの内容です

    13,200

    50


    2022年10月16日更新

    両片想いの男女を拉致し、自らが創り出した強制性交空間である通称『セッ○スしないと出られない部屋』に閉じ込めて部屋の中でのやり取りを眺める事が性癖の魔族がいた。 この物語はもうちょっとでくっつきそうでくっつかない男女が強制的にセッ○スする事になった時のすったもんだを書くオムニバス形式のお話である──。 ・R15くらいなので本番(R18描写)はありませんが性的な描写が含まれるため注意 ・オムニバス形式なので話によって登場人物が変わります ・登場人物が変わるので話によって明るかったり暗かったりイチャイチャしてたり特殊性癖だったりグロかったりします ・そのためタグは話によって異なるので注意(ラブコメタグの話や残酷な表現が該当する話が混合しております) ・以前10話で完結していましたが話数がふえました。全30話です ※他の小説投稿サイトにも投稿しております

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:4時間24分

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  • 魔法の世界が闇に染まったら性別が変わってしまったので仕方なく魔王を倒しに行くことになった物語。

    入れ替わりの世界で

    0

    未参加


    2022年10月1日更新

    『魔法の世界が闇に染まったら性別が変わってしまったので仕方なく魔王を倒しに行くことになった物語。』 のプロット置き場。本編を書く気はさらさらないので、書きたい部分だけを切り取ります。 物語は、世界が闇に包まれたことにより、村人の性別が反転してしまった世界になります。この魔法の国には、第1王子しかおらず、焦りを感じた王宮は、王国イチの魔法使いの息子(女のコ)に、お願いをして攫われたお姫様(この国の王子)を闇の魔王から救い出してほしいと言われます。 思春期の真っ只中に性別が変わり、そこから7年のという歳月がたち、元の性別へと戻っても変えられていた性別に二人共ひっぱられているお話。 両想いなのに、くっつかないのはこじらせているせいなのか、身分のせいなのか、ムズキュンなストーリーが書きたくて、なんとなくプロットを書いてみた感じです。 ※プロットなので、ポイントは大丈夫ですよ。

    読了目安時間:6分

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  • 星空の小夜曲~恋と未来と、少女の決意~

    冒険×恋愛。欲張りじれじれファンタジー。

    127,950

    80


    2022年8月20日更新

    クーナは偉大な大賢者を曾祖父に持つ、魔法使いの少女。 曾祖父のかつての仲間であり、今はクーナの相棒であるエルフの青年サークとは、互いに意識し合いながらもなかなか一歩が踏み出せない状態。 魔物退治を生業とする冒険者の二人は、とある依頼をきっかけに、この世界を我が物にせんと狙う異世界の神の暗躍を知る。 恋の行方に世界の行方。二つを背負い、クーナは今日も戦う。 ――これは、一人の少女が、恋と世界の未来を掴む物語。 補足: 本編→クーナ視点一人称(面倒な人はここだけ見ればOK) 閑話→クーナ以外のキャラ視点一人称(本編の補足) 幕間→三人称 (小説家になろう、カクヨムでも連載しています)

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:10時間14分

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  • 【BL】追い続けた背中

    BL≪≪≪≪友情 くらいかも……

    5,000

    0


    2022年3月14日更新

    幼なじみの圭斗と爽弥。 陸上部に所属するふたりはライバルだった。 爽弥に追いつきたいと必死に走り続ける圭斗。 高校に入ってようやく爽弥に勝てたものの、それ以降爽弥は調子を崩してしまい……? さらさんにいただいたキャラクターで書かせていただきました! * いつだってアイツは前にいた。 見えるのはいつだって背中だった。 追いつきたい。抜かしたい。 アイツが俺を見ればいいのに。 そう思って走り続けてきた。 * はまぴと三大ヘキ「スポーツ・幼なじみ・両片想い」が詰まっております!

    読了目安時間:12分

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  • 本当は好きなんだ

    素直になれない男の子の不器用な恋のお話し

    1,200

    0


    2022年3月8日更新

    人気者の男の子と内気な女の子の恋のお話しです。 密かに想う女の子、気のないふりをする男の子 本当は、その女の子だけが好き。 素直になれない男の子の不器用な恋のお話し。 学生時代から社会人へと時間は流れていき、 男の子がちゃんと素直になれるまでの様子が描かれた恋物語です。

    読了目安時間:14分

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  • 破壊神の終末救世記

    全てを失った少年の復讐劇

    400

    0


    2022年3月5日更新

    少年ルーツは若くして強力な魔法を使いこなす魔道士であり、平民でありながらサナ王女と親しい関係にあった。 ある日、強大な帝国の力に国が敗北し、ルーツとサナ王女は離れ離れになる。 そこから3年。ルーツはさらに力を蓄え、身分を偽って帝国に潜入する。 懐かしい友人たちとの再会も待っていたが、サナ王女の心は既にルーツから離れていた。 ルーツが、壮大な復讐の果てに見るものとは…… ※なろう、ノベルアップ+、カクヨムで同時投稿 ※アルファポリスに少しだけ改稿したバージョンを投稿しました

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:5時間3分

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  • クールな彼女の可愛すぎる変態フェイスを、俺だけが知っている。

    どうしようもなく"恋"をする彼らの物語

    76,300

    320


    2022年2月26日更新

    刈磨汰一(かるまたいち)は、生まれながらの不運体質だ。 幼い頃から数々の不運に見舞われ、二週間前にも交通事故に遭ったばかり。 久しぶりに高校へ登校するも、野球ボールが顔面に直撃し昏倒。生死の境を彷徨う。 そんな彼の前に「神」を名乗る怪しいチャラ男が現れ、命を助ける条件としてこんな依頼を突きつけてきた。 「その"厄"を引き寄せる体質を使って、神さまのたまごである"彩岐蝶梨"を護ってくれないか?」 彩岐蝶梨(さいきちより)。 それは、汰一が密かに想いを寄せる少女の名だった。 不運で目立たない汰一と、クール美少女で人気者な蝶梨。 まるで接点のない二人だったが、保健室でのやり取りを機に関係を持ち始める。 一緒に花壇の手入れをしたり、漫画を読んだり、勉強をしたり…… 放課後の逢瀬を重ねる度に見えてくる、蝶梨の隙だらけな素顔。 その可愛さに悶えながら、汰一は想いをさらに強めるが……彼はまだ知らない。 完璧美少女な蝶梨に、本人も無自覚な"危険すぎる癖(ヘキ)"があることを…… 蝶梨に迫る、この世ならざる敵との戦い。 そして、次第に暴走し始める彼女の変態性。 その可愛すぎる変態フェイスを独占するため、汰一は神の力を駆使し、今日も闇を狩る。

    • 残酷描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:9時間26分

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  • Q.ラブコメは付き合ったらお終いですか? A.終わらせちゃうんですか?

    付き合ったらラブコメは面白くなくなるの?

    100

    0


    2022年2月17日更新

    編集界隈、そこではライトノベルジャンルの一つに対してこんな言葉がある。 『ラブコメは付き合ったらお終いである』 高校一年でライトノベル作家としてデビューし、残念なことに打ち切りになってしまった東堂弥生は、担当編集にその言葉を教えられた。 昨今ラブコメがブームを迎えている頃、「ラブコメに挑戦してみませんか?」という編集からの言葉で弥生はラブコメに挑戦するも、企画書の段階でまたしてもボツを言い渡されてしまう。 そして、オリジナリティを求めようとした時、担当編集編集にこう言われた—―― 「では、次は『付き合ってから』のラブコメを書いてみましょう」 だが、弥生は『付き合うまで』のラブコメが強く意識として根付いており、『付き合ってからのラブコメ』が想像できなかった。 そんな時、弥生の彼女である睦月がその話を聞いて—―― 「何言ってるんですか先輩っ! 付き合ってからの恋愛の方が一番楽しいに決まっているじゃないですか!」 そして、弥生は睦月と共に『付き合ってから』のラブコメをすることに──── これは、一つの作品を作る高校生作家が小悪魔系な彼女と『イチャイチャ』して作品を作り上げていく物語である―――― 「不法侵入に伴って、野生のポリスメンがっ!」 「待ってください先輩っ! 可愛い可愛い彼女を警察に突き出すつもりですか!?」 ※これはあくまでフィクションです

    読了目安時間:3時間10分

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  • わたしが強くなる理由

    「深き森の魔法使い」の別視点でのお話

    1,200

    0


    2022年2月16日更新

    盗賊の襲撃により母親を失った少女フィアは、母親の故郷の村で様々な出会いを経験する――。 「深き森の魔法使い」の別視点でのお話。 全4パートの予定です(毎日20:00頃 2パートずつ更新予定)。

    読了目安時間:16分

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  • 深き森の魔法使い

    ファンタジー世界が舞台の初恋のお話。

    100

    0


    2023年2月21日更新

    辺境の森に囲まれた小さな村に住む少年ロットは、村はずれの森に住む老魔術師に憧れ彼の弟子になることを夢見ていた。 そんなある日、村にやって来た少女フィアとの出会いをきっかけに、ロットは力を求める理由を見出していく――。 ファンタジー世界を舞台にした幼い少年少女の初恋のお話。 全8パートの予定です(毎日20:00頃更新予定)。

    読了目安時間:1時間36分

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  • 【BL】ファインダーの太陽

    カメラマン×モデルの卵の両片想いBL

    1,600

    10


    2021年12月16日更新

    カメラマン×モデルの卵の両片想いBL。サクッと読める短編。

    読了目安時間:3分

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  • 龍国清和雨恋縁起

    政略結婚の花嫁は世継より権力をお望みです

    3,600

    3


    2021年11月23日更新

    「最っ低!」 婚姻が決まって初めての対面で、主人公あさひは夫となる累に容赦のない平手打ちを見舞う。挑発的な言葉で煽られ侮辱されたせいだった。 龍国清和は龍の加護を受けた穏やかな国である。 あさひは、ある日父から政略結婚を持ちかけられる。相手は幼い頃短い間だったが、ともに生活したことのある累という名の皇族である。密かに皇族の血を引いているあさひと彼とを娶せ、より濃い皇族血を得ようというのが、この政略結婚の目的だった。この国を三年にわたって苦しめる日照りを解決する、それが起死回生の一手と期待されたのである。 一方の累は、この婚姻を喜んではいなかった。何故なら彼はかねてよりあさひのことを憎からずおもっており、政略によって無理に娶せられるのを快くは思えなかったのだ。 それ故に累は婚姻が決まって初めての対面で、あさひのことを挑発的な言葉で煽ってしまったのだった。 最悪の出会いながらも、雨を降らせるという目的のために協力しあうことになった二人は、婚姻の報告との名目で宮中へと赴く。そこでは、累の腹違いの弟でもある帝が、自我を無くし人形のような姿になっていた。力を合わせてなんとか帝の自我を取り戻すことに成功した累は、自らが帝として国を治める覚悟を決める。雨が降らぬのは祭事が滞っているからだとあさひは考えている。帝が幼いことを理由に、きちんとした祭事が行われて来なかったのだ。それに加え、宮中には瘴気が満ちていた。幼子を帝にするために流された血と、日照りによる人々の怨嗟の思いが澱んでいるのだった。その瘴気を晴らすために、あさひは大胆な策を立てる。国をあげて祭りをとりおこなうと言うのだ。そのための物資は、国内では到底まかなえない。あさひは自ら使者に立ち、隣国に援助を乞おうというのだった。あさひの祖母は、隣国出身の巫女であった。その祖母が密かに当時の帝と通じて生まれたのがあさひの母である。そして、それこそが、あさひが皇族の血を引くことが秘された理由だったのだ。いまだ健在の祖母とともに、あさひは使者としての務めを全うする。そして新たな帝の即位を祝う宴が国をあげてひらかれる──はずであった。しかし累の計らいにより、宴は累とあさひの婚姻の祝いにすりかえられていた。国をあげての祝福とともに婚姻の儀式を果たしたふたりの頭上からは霧のような雨が降り注ぐのだった。

    読了目安時間:1時間16分

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  • 箱庭の幸せ

    幸せな話が好きです。

    12,100

    10


    2021年10月12日更新

    完結済みです。(20話+1話) あまりハラハラしたりイライラしたりせず、安心感を持って読める王道な話が好きです。 前に描いた作品のスピンオフですが内容はリンクしていないので単体で読めます。 伯爵令嬢のコレットは悪意から立てられた醜聞のため社交界から遠ざかっている。 そのせいもあり、18歳になっても婚約者が決まらない状態を両親は何も言わずにいてくれた。 コレットは一緒に育ち兄と慕う従兄弟のロランに長いこと片想いをしていた。 しかし昔は優しかったロランも、コレットの想いを知ってか今は冷たく家にも寄り付かなくなっている。 必死に隠していた想いはコレットが思うほど隠せておらず、その想いに気づいたロランに豪雨の中で「気持ち悪い」と切り捨てられ激しく傷付いた。 それでも想いを捨てられず心の奥に隠したまま、たまに帰るロランを一眼見ることをコレットは密かに楽しみにしていた。 そんな折、ロランが自領を受け継ぐ話を知る。 ロランの出身は隣国であり、領地を受け継いだらこちらに戻ってくることはほとんどないだろうと思いコレットの気持ちは暗く沈んだ。 時期を同じくして、コレットの醜聞の元凶となる相手から婚約の申し入れが届く。 不愉快で嫌だけれど、自分に選択する権利はあるのか、いつまでも一人でいるわけにはいかないし、不毛に兄を想っていてもしかたないのではないか。と揺れるコレット。 ロラン以外の人なんて誰でもいいようにも思えた。 そんな気持ちを抱えたまま母親の勧めで北にある隣国の、ロランの領地を見に旅立つこととなった。 兄が暮らし守っていく領地を見ることはコレットにとって楽しみでもあり、しかし兄の婚約者に会う可能性に恐怖心も覚えるのだった。

    読了目安時間:1時間23分

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  • ある日突然、鼻をつまむと他人の情報が書かれた文字盤《ステータス》が見えるようになったアーバント侯爵の長女セシル。 彼女はひょんなことから自分の婚約者である第二王子ルビリオンの想い人が、実兄シュバルツであると知ってしまう。 婚約者の想い人である兄シュバルツの胸の内が気になったセシルは、出来心で兄の文字盤を覗いてしまうが―― 《想い人(?):ルビリオン・アイセ・サイデイリカ 》 書かれていた事実に、さらなる衝撃が走った。 奇妙な文字盤に翻弄されながらも、二人と親しい間柄だからこそ、セシルは見て見ぬふりができないでいた。 どうすればいいのか悩み果てていたとき、彼女の前に現れたのは、長らく祖国を離れ親善大使として諸外国を渡り歩いていた第一王子ハイスヴァルムだった。 「ルビリオンが長年抱えていた気持ちを、君は知ったようだね、セシル嬢」 ――すべてを見透かしたような瞳で、ハイスヴァルムは衝撃の一言を口にする。 どこか懐かしさを感じるハイスヴァルムを不思議に思いながらも、セシルは彼からある言葉を教えられた。 『薔薇道』 それが男性同士の恋慕や関係性を表すときに用いられる言葉なのだと知ったセシルは、まだ自分の知らぬ世界があるのだと痛感する。 そうして、セシルは思い立った。 まずは薔薇道の理解を深めるところからはじめようと。 決意を新たに動き出したセシルだったが、それも束の間ハイスヴァルムからある頼み事を持ちかけられる。 その頼みとは、自分の帰国祝いの舞踏会に合わせて訪問予定だという同盟国の王女に付く歓待役だった。 同時にやってくる帝国の皇太子には、婚約者であるルビリオンが傍につくことになっていると聞き、セシルはハイスヴァルムの頼みを引き受けた。 加えて護衛役は兄シュバルツが務めることとなり、これをきっかけにセシルの運命は大きく変わっていくこととなる。 ※一部の登場人物に同性愛要素が含まれています。ご理解の上、お読みいただけると幸いです。

    読了目安時間:1時間33分

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  • 【完結】僕と、恋から始めないか?

    いいオトナだって恋はする!

    4,700

    1


    2021年9月6日更新

    天井が遠い。 社内インタビューでの失言から、信頼している彼に押し倒されたのだ。 何でこんなことに? パニックになる私に、彼は賭けをしないかと誘ってきて―― 恋愛ごとから遠退いていたがために素直になれない武装系バリキャリ女社長(30代半ば)と 恋を初めて自覚して転職してきた中年取締役の恋愛駆け引き。 ※毎晩20:00に更新 ※アルファポリスにてアルファポリス版を掲載中

    • 性的表現あり

    読了目安時間:21分

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  • ある日、幼馴染の『アンネリーゼ』の左の耳に、いつのまにかピアスが光っていることに気がついた。 ハーフゆえの美しい銀髪の下、彼女の瞳と同じ瑠璃色のピアスに、どうにも惹かれてしまう。 いつからつけていたのだろうか? そんなことを気にしていたら、彼女の友人に「誰かからのプレゼント」であることと、そして彼女が「相手は知らないが、誰かに恋をしている」という情報を聞かされ、ショックを受けた。 さらに、友人に話を聞かされてようやく自分がアンネリーゼに恋をしていたことを知る。 「……俺、リーゼのこと、好きかもしれない」 「えー、うっそー、自覚してなかったんだ」 でも、どう考えても俺の恋は始まる前から終わっていた。 そんな状態から始まる、両片想いのハッピーエンドな話。

    読了目安時間:16分

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  • 魔法学園の監督生と、恋を諦めたかった不良の令嬢

    監督生な王子様×不良な令嬢の異世界恋愛物

    5,100

    0


    2021年7月5日更新

    魔法学園の三年生、第四王子のジルヴァロートは学年の監督生である。 彼はある日、婚約者候補の一人である公爵令嬢フレアローズからとんでもないお願いをされてしまった。 普段から悪戯ばかりで、不良と呼ばれる彼女のことは彼としても悩みの種だった。しかし、そのあまりにもおかしい『お願い』にはさすがの彼も耳を疑った。 彼女曰く「わたくしを蔑んで、罵ってほしいのです」と。 理由を聞けば、どうやら彼女は諦めきれない恋をしてしまったらしい。 しかし、諦めたい。いや、諦めなければならないと思い込んでいるフレアローズは、自分を嫌っていると確信している第四王子ならば自分を本気で罵り、お相手への恋心をへし折ることができるのではないかと思ってお願いしにきたのである。 けれども、彼女はその恋をした相手のことは決して言わず、そんな彼女にだんだんとジルヴァロート王子のもやもやとした気持ちが募っていって……? ――これは、真面目な監督生の王子と、彼への恋を諦めたい不良の令嬢がすれ違い、そして結ばれていく物語である。

    読了目安時間:21分

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  • 【短編】幼馴染に告白したらやべー特殊性癖を逆告白されて泣きそうです

    出オチラブコメ!!

    14,100

    0


    2021年4月10日更新

    学年一の美少女である幼馴染はかなりモテる。 しかし彼女は誰一人として相手にせず、「死んでから出直して来てください」とかなりの辛口対応をすることで有名だった。 そんな噂を知りつつ、玉砕覚悟で告白をしに挑んだ『僕』は……。 「あたしね……内臓デロデロのグロでゴアでスプラッタな人しか愛せないの!」 「……は?」 とんでもねー特殊性癖を、逆告白された。

    読了目安時間:17分

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  • あなたの書いた返事の文字が愛おしい。 嬉しくて愛おしくて、抑えきれない想いをけれども口にはせず、そっと便箋にくちづける。 ――ああ、今日はなにを書こう? ◇ 村を守護する人狼様に報いるため、毎年春から一年間、年頃の娘を一時的な嫁として奉公に出している村があった。 村人達は人狼様に「気に入った子がいたら本当にお嫁さんとして召し上げてください」と言っているものの、これまでに本当に嫁入りした娘は誰一人としていなかった。 奉公に出たことのある娘達は皆一様に「人狼様」についての印象をこう語る。 曰く、冷たくて暗い人。 曰く、怖い人。 曰く、本当は人間が好きじゃないのかもしれない。 皆が皆、一年間ほとんど顔も合わせず、毎日決まった時間に部屋に食事を運び、風呂の用意をするだけ。一言二言声をかけても、無視か睨みつけられるか短い言葉で嫌そうに返事をされるだけで一年を過ごして帰ってくるのだ。 それを聞いて、今年の「嫁」であるカナリアは憂鬱になっていた。 しかしいざ「人狼様」と呼ばれる男「クチナシ」の元へ嫁入りすると、綺麗好きな彼女は山の上のお屋敷のろくに掃除もされていない状況などに、手を出さずにはいられなくなってしまった。 そして食事を用意すること数日。 本当になにひとつ喋らず過ごしていることに少し憤りを覚えたカナリアは、朝の食事に小さな便箋を折りたたんで添えておく。 便箋の内容ははじめ「おはようございます」「こんばんは」だけであった。 しかし、その便箋に返事が添えられるようになってからは二人のやりとりは少しずつ増えていく。 「お食事の内容は……」 「本日はお屋敷の蔵を大掃除しました」 「好きな食べ物があれば教えてください」 「素敵な夏の花が咲いていました」 「季節の食材がとれたようです」 そんな他愛もない内容に生真面目に返事を書き加えて戻してくる「人狼様」こと「クチナシ」に、次第にカナリアは「この人はただ口下手なだけなんじゃないか」と思い始める。 そうしてポツポツと紙片越しに会話を行いつつ、だんだんと打ち解けていく二人。 そんな小さなやりとりを通して少しずつ、少しずつ、一年を通して二人は本当の恋を知っていくのだった。

    読了目安時間:14分

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