トハクシンク
往復二万円
現代/その他ファンタジー
連載中
長編
37話
38,931字
2022年8月6日更新
町では都市伝説が流行していました。 都市伝説の内容は、「ウサギの服を着た女に関わるな」。 伝説の正体である「白の少女・トハク」は、人語を話す奇妙な「猫」と共に、町の中をさまよい歩いていました。 トハクの目的は、自分の左目を奪った「赤の少女・シンク」を見つけだす事。 一方のシンクはトハクとの接触を避ける為、町の住人に自分の力を付与していました。 住人は心の弱みをシンクに付け込まれて、狂気に陥ります。そして誕生する「可能性ノ獣」……通称「可生獣(カイジュウ)」は、トハクの行動を阻止する為に暴走していきます。 トハクは「可生獣」と戦いますが、それは町全体を巻き込む壮絶な戦闘となっていくのです。 果たして、トハクはシンクを捕まえられるのでしょうか? 「可生獣」の存在意義とは何なのでしょうか? そもそも、左目を取り戻した後には何が起こるのでしょうか? あらゆる謎を解明する為に、トハクはさまよい続けます…… 前作「自殺願望カップル」では寓話的な文章表現を重要視しましたが、本作でもそれを主流とする「おとぎ話然とした作風」を目指していきます。一話1000~1100字程です。 ローファンタジーではありますが、前作と同じく捻った作風になっておりまして、暗喩的な描写・伏線も多いです。謎を追いかける形でご愛読をいただけますと幸いです。 キーワードは「猫」「可生獣」「タップダンス」です。 僕の抱える仕事の都合上、執筆スピードが激減する可能性がございます。 投稿頻度はランダムですが、間が空きすぎないように努力します。 何卒、よろしくお願い致します。
読了目安時間:1時間18分
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