「大人になるということは、『自分』を捨てるということなんだ。」 10代の少年少女に発現する病「主義権能」。 変えられない信条、貫きたい主張、時に自分でも制御できなくなる主義を抱えた彼らは、力の脅威として危険視される。 さらに、18歳の誕生日を迎えると、意志を持たずに力を振り回す異形の怪物「イデオロジスト」と化す運命が待っている。 成人前に主義権能を取り除くことを目的として設立された教育機関・話立SATO琢磨学校。生徒によって加害が発生しないよう世間と隔絶された領域に建設されたこの学校の、日本支部。その場所に新たな3人の転入生が来校することになった。 以下、生徒個人情報の為厳重に扱うように。 学校ネーム:いっぴき狼 性別 :男 主義名 :厭世主義 学年 :高等部1年 誕生日 :8月31日 本名 :例によって封 学校ネーム:ウッドベッカー 性別 :男 主義名 :楽観主義 学年 :高等部1年 誕生日 :4月7日 本名 :例によって封 学校ネーム:検討中 性別 :女 主義名 :■■主義 学年 :高等部1年 誕生日 :1月1日 本名 :兎萩 紅葉(うさぎ もみじ) この物語はフィクションであり、実在する人物・名称・事件・団体とは一切関係ありません。
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