娘が授業で使う水着を忘れてリビングに残されていたことに気づいた母親の女性。せっかくプールの授業を楽しみにしていた娘を悲しませたくないと思った彼女は、学校へ届けようと家を出た。 しかし、交差点に差し掛かったところで暴走したトラックが歩道へ乗り上げてしまう。それは幼い女の子を轢くという悲惨な交通事故となってしまった。 そこで女性は、血塗れになった少女と目が合ってしまう。そして、少女は彼女にこう言うのだった。 「ねぇねぇおねーさん。なんでみんな、わたしのことをこわいめでみてるの……?」
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