日本の離島である楠ノ恵島(くすのえじま)。その島では巨大な楠が神木として祀られていた。 五年前、自然豊かなその島に隕石が落ちた。それがきっかけで、神木と、周辺の植物の姿が奇怪に変貌してしまう。 その現象は『変異』と呼ばれ、調査が進められたが、原因は未だに解っていない。 時間が経ち、島に残った人々も過去から立ち直りつつあると思われていたが 別の悲劇の種が、人知れずその島の中で渦巻いていた。 松野京介達は自分の故郷を守るために芽吹いた悲劇に立ち向かっていく。 人が種を作り、ヒトがまた別の種を落とす ◇この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。 ◆残酷な表現があります。物語が進むにつれ(2章以降)暴力描写も増えていきます。苦手な方はご注意ください。 ※8/22、タイトルを【ハカイの果実】から【破壊の果実】へ変更しました。