人魚

検索結果:89件

  • メロウメロウシェヘラザード

    歌で呪う魔女と人魚が出会うは夕暮れ

    45,700

    0


    2023年5月17日更新

    退屈な人食い人魚が、ある日浜辺で歌う女を見つけた。人間の女に興味を持たないはずの人魚が、どういうわけか彼女に興味を持つ。 青鳥学園文芸部にて「夕暮れ」というお題で書きました。ちょっと百合を含む、人間と人魚のお話。三万文字くらいで終わります。完結済み。

    読了目安時間:1時間8分

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  • 猫と千年

    文学フリマ掲載作品の試し読みスペース

    5,115

    0


    2023年5月12日更新

    5/21(日)開催文学フリマ東京36にて、またたび七転さんのアンソロジー「ネコと和解せよ」に参加させていただいたので宣伝します。 鴨橋(かもはし)という名で作品「猫と千年」を掲載してもらっています。 不老不死の人魚と、毛皮を取り替えて輪廻転生し続ける猫が、平安時代からとある女の子孫を千年見守っていく話です。人は死ぬけど猫は無事です(強調)。猫は人より上位存在。 地の文なし、シュールな会話だけで二万字続けた狂気の沙汰ですのに、アンソロジーの一番初めにのっけられてしまったので、正直売れるかなって感じなのですが、表紙がキャッチーなので多分大丈夫でしょう。 今回のアンソロジーは猫がテーマで、全員猫の話を書いています。 またたび七転さんの記念すべき十作目。 2023/5/21(日)文学フリマ東京36 東京流通センター第二展示場「う-66」にて販売しています!二階です!二階です!¥700です! 買わない方は、またたび七転さんのTwitterで紹介されてる表紙を見て、フフッとなってくださいませ。 ちなみに一番大事なシーンで誤字っています。 どこがというと題名です。本当は「猫と九生」にするつもりだったんですけどね……。そのつもりで九世代頑張って書いたのに……。

    読了目安時間:7分

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  • 海の恋情

    人に恋をした人魚の話

    700

    0


    2023年4月8日更新

    人間の男と人魚が恋に落ちた。 彼らが交わす言葉とは、想いの果てとは。

    読了目安時間:5分

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  • アリアス・サカユ見聞録

    シリーズ「謎の花園ザーイフ城」

    7,000

    0


    2023年4月4日更新

    ◆シリーズ「謎の花園ザーイフ城」 ◆アリアスの雑記帳「メヴァンディーニ」 ◆派生シリーズ「ペン剣」 記述形式で話が進むこの作品の主人公は、アリアス・サカユ。 旅人作家で、額に角がある。 そんな彼は獣人ではなく、アルポルガス。 最も神に近い種族、もしくは最も神に愛されている種族とも言われている。 黄金比と白銀比の知能指数の高い美しい姿しか生まれない優良種。 旅路の果てに、彼は何を得るのか。 この記述は「謎の花園ザーイフ城」とほぼ同時に進行した記述という設定です。 興味のあるかたは合わせてご覧下さい。 **【 把握特典 情報 】** ちなみにペン剣のヒーラ・カタツが知らない本と言うのは、アリアスの雑記帳「メヴァンディーニ」です。 <<ランキング報告 最高位>> 日間60位 /週間223位 / 月間469位 / 年間2,536位 / 累計6,783位

    読了目安時間:41分

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  • 💪百合画像を乗せただけの百合💖

    百合です

    1,200

    0


    2023年4月2日更新

  • 💪twitterに入れないッッッ!!!!!

    活動報告です

    1,200

    0


    2023年3月28日更新

    これはひどい

    読了目安時間:1分

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  • 改 山に人魚

    前に書いたものを書き直しました。

    12,000

    100


    2023年3月25日更新

    滋賀県のとある山にある噂の人魚の社。 その噂を調べるために男は山へ訪れた。 誘われるままに山奥へと足を進めた男はその噂の正体を目にする。 女の声を聞いた瞬間に意識を失った男は夢のようなものを見た。 近江という人魚と藤嶺碧という男が出会い、そして2人は段々と惹かれあっていった。 しかし、死というものが2人を蝕んでいた。 最期の時まで2人は一緒にいることを望み、その望みは果たされた。 男は最期を見届けると目を覚まし、山を降りる。 【藤嶺碧過去作展】で曾祖父があの夢に出てきたあの2人の友人だということが発覚。 あの後のこと、噂の始まりを男は曾祖父から聞かされる。

    読了目安時間:1時間33分

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  • 輝く水面を抜けて

    人魚の君と画家になりたい僕

    19,700

    60


    2023年2月19日更新

    落ちこぼれ画家のノア・ライアンは押しが強くていつもご機嫌なアルフォンス・フレデリック・フェデラーに雇われている。ノアは今日も自分の絵が下手で嫌になったとごねていた。そんなノアにアルフォンスはモデルを紹介する。モデルの名はカミーユ。信じがたいほどの美少年だが、不思議に思うほど何も知らない。 けれど、素直で一生懸命なカミーユとノアはだんだん仲良くなっていく。カミーユの正体を知っている口ぶりのアルフォンスと蚊帳の外に置かれたままのノア。仲良くなってもカミーユのなぞはなぞのままで、なんとなく距離を感じてしまう。 そんな時、カミーユが倒れ、正体が発覚した。なんとカミーユは人魚だったのだ。

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり

    読了目安時間:2時間55分

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  • 愛を思い出す人魚姫

    人喰い人魚と少女の逢瀬(百合ちっく)

    2,100

    0


    2023年1月1日更新

    人喰い人魚を助けた少女と育む友情?愛情?

    • 残酷描写あり

    読了目安時間:6分

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  • 人魚

    2022年 秋期講習 第4回 参加作品

    2,000

    15


    2022年12月14日更新

    殺せ、殺せ。王子を殺せ。それは本来、人魚の手に収まるべき赤い果実だったのだ。 続きを読みたい人は以下へ。個人サイトです。 約2200文字のショートショートです。(完結済み) http://www.eonet.ne.jp/~silentmoon/syousetu/ningyo2.html

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:3分

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  • 貝里識葉と四人のナイトフリークス

    古典モンスター&変身ヒロインものです。

    9,900

    0


    2022年12月9日更新

    湯山町に暮らす高校生貝里識葉は、十七歳の誕生日にウィルという名の不思議な鬼火に出会う。 その夜彼女のもとを訪れたのは、ラミカと名乗る吸血鬼の少女だった。彼女は自らの一族の再興のため、「ルイト」と呼ばれる救世主を探しに来たと言うのだが…… 次々と現れるナイトフリークス。彼等と人類が辿った知られざる歴史。襲い掛かる銀色の脅威。そして、救世主「ルイト」の正体。 全てを知った時、貝里識葉は何を為す――!? ※「残酷描写あり」となってますが、描写自体は軽く流せる程度かと思います。キツかったら申し訳ありません。 ※2022/7/31 把 多摩子様が本作のキャラの一人である「ベルーナ」のファンアートを描いて下さりました! コチラです!→https://novelup.plus/story/534910788/401290110 本当にありがとうございます!!

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり

    読了目安時間:6時間46分

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  • 陸に生まれた人魚姫

    手の届く範囲で、僕は彼女の望みを叶えたい

    2,400

    0


    2022年12月3日更新

    「私、人魚の子孫なの」という彼女の告白を、すんなり受けいれる主人公。彼女が人魚の姿を手に入れるには、あることをしなければならなかった。 さくっと読める話。 地元でのイベント開催にあわせて作った折本に載せた話。

    読了目安時間:4分

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  • 伽羅

    その金魚は美しかった

    2,000

    0


    2022年10月18日更新

    金魚とわたしの物語。その金魚は美しかった、生きているだけで。 人魚のような人外、金魚が登場する話です。 リクエスト「金魚、匂い、浴びる」で書きました。ありがとうございました!

    読了目安時間:3分

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  • 人魚の尾

    夜の海はあちらの領域

    1,500

    0


    2022年9月17日更新

    書き下ろし短編です。

    読了目安時間:7分

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  • あやかし遊郭かっかく屋

    遊郭×コメディ×百合×妖怪。

    47,600

    145


    2022年9月2日更新

    吉原の赫赫屋(かっかくや)に勤める遊女は病にならない。 そんな噂で繁盛していた小見世に、ある日寒村からふよという娘が売られてきた。 齢三十八にして少女のような若さを保つふよに、女楼主である蘭菊は、この見世は化生の物が客を取っているという秘密を明かす。 あやかしや人外の者を雇う見世故、人のかかる病など恐るるに足らず。 そして、人魚の肉を食べたふよが既に不老不死であることを告げた。 実に遊女の八割が人外、基本的に病と寿命の心配がない遊郭という特異な環境で、ふよは新米遊女「芙蓉」として、そして人外として、女ばかりのどこか緊張感のない苦界を生きていく。 ちょっと妖しげなコメディです。 百合ですが、恋愛描写だけでなく女の友情込み。 遊廓物ですが、女性はあんまり不幸にならないです。 基本的にハッピーエンド。魔法というか妖術とか通力的なのは普通に出てくる世界です。18禁描写は詳細に書きませんが、一応遊郭物なので下ネタとか出ますしレーティングしておきます。 ☆が付いてる話は比較的セクシーな描写があります。 筆者は全力で資料を調べながら書いていますが、間違いなどあったらご指摘お願いします。

    • 性的表現あり

    読了目安時間:1時間23分

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  • 願い事の真意

    嘘だけど嘘じゃない

    1,100

    0


    2022年9月2日更新

    凄まじい巨体を持て余した山田美智代は灯台の傍で嘆いていた。 誰がここまでの巨体にしろと頼んだの。 遠く離れた所でこの状況を見て笑う人魚が居た。 本作は、私の過去作“こんな事望んでいなかった”の後日談です。前作を先に読むと呑み込み易いです。

    読了目安時間:2分

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  • 愛を夢見た人魚姫

    夢見る人喰い人魚とニンゲンの話。

    1,000

    0


    2022年8月28日更新

    人喰い人魚の短編を集めた本に載せる予定の話。 人魚を信じていない医者が人魚と出会い、すべてを見届ける話。いつもと少し毛色が違うかも。

    読了目安時間:24分

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  • 夏の夜にゴリラが咲き、生まれる

    好きに自由に書いたら生まれました

    15,150

    310


    2022年8月9日更新

    とある森のお話です。 木々が生い茂る森の奥深くに、虹色に光る湖がありました。その湖には水色の髪をもつ美しい人魚がいました。彼女は人間にもなれる特別な人魚で、人間のことに詳しい人魚でした。人魚は、森の中しか知らない動物たちに人間の物語を聞かせるのが日課でした。 隣人と浮気をして離婚騒動でえらいこっちゃになった夫婦の話、嫉妬から心優しい少女を嵌めようとして返り討ちにあった醜い魔女のような老女の話、長いすれ違いを経て仲直りした親子の話などなど。争いが殆どない平和な森の生活では聞くことなんてないであろう刺激的な話がたっぷりの物語に動物たちは興味津々。瑞々しい果物や辛味のある草花をかじりながら耳を傾け、笑い、時には泣き、動物たちは人魚の語りを聞くたびに満足感に浸っていました。 その中でも森の王の息子であるゴリラが人間の物語に興味を持ちました。

    読了目安時間:10分

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  • おお 悪い海の魔女よ! 死んでしまうとは情けない!

    あの海の魔女は、その後どうしたのか……

    15,500

    0


    2022年7月15日更新

    人魚の少女に人間の下半身(に変わる薬)を売った代価として、その美声をもらい受けた海の魔女。 人魚の姉たちに頼まれて、「戻れる」ブツも処方したが、それっきりどうなったのかは海の泡。 零細経営に飽きていた彼女は魔王軍にリクルートし、勇者パーティーの挑戦を受けるハメになっていたのである。

    読了目安時間:11分

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  • 不可思議(ファンタジー)はきみの身近に? ~平凡な中学生たちが異世界転移するようです~

    普通の少年少女が世界を救う!?

    121,100

    511


    2022年6月26日更新

    我々が住む世界と重なり合うように存在する、もう一つの世界。 海には人魚、森には妖精、あるいは魔法のような力を使う人々が暮らしている、そんな世界。 空想のようなその世界に招かれた六人の少年少女たち。 世界の命運は彼らの手に託された――? ※第3章まで完結しました。

    読了目安時間:8時間20分

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  • 泡沫の海をまとう

    「GENSEKIコン」参加短編です

    4,600

    100


    2022年6月18日更新

    とある海岸沿いの洞窟に漂着した人魚と、人魚を見付けた少女のお話。 「GENSEKIコン」参加短編です。

    読了目安時間:16分

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  • 海色、余韻、残響

    海色に沈む

    1,100

    0


    2022年6月6日更新

  • こんな事望んでいなかった

    初の現代/その他ファンタジー作品

    6,700

    11


    2022年5月26日更新

    小さな体を馬鹿にされてきた主人公。或る日、遭難した人魚を助けた結果、運命が思わぬ方向に曲がり……

    読了目安時間:3分

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  • 魔女のねがいごと

    童話っぽい。あくまでもぽいだけ。

    2,200

    0


    2022年5月22日更新

    ノベプラ文芸部 小説勉強会(仮) 第2回『主人公の名前の出し方』 性癖と手癖で書いてます。

    読了目安時間:2分

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  • いろいろ・なる!(自由動物変身)

    自由動物変身をお楽しみ下さい。

    1,650

    0


    2022年4月8日更新

    ある一人ぼっちの大学生の男が青いレオタードを拾った。そのレオタードを着ると女に、人魚に、様々な動物にも変身出来るようになってしまった。そんな彼が自分の価値や恋愛を見つめ直す物語です。 最新話はブログにあります。(170話以上) 「自由動物変身ブログ」 http://free-transfur.blog.jp/

    • 性的表現あり

    読了目安時間:1時間48分

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  • 人魚の館

    妖怪たちのお祭り騒ぎ

    1,965,907

    13,323


    2022年3月28日更新

    ようこそ、おいでくんなまし。 ここが人魚の館どす。 ……とまぁ、挨拶はこの辺に。 さて、あんさんはなんの妖怪や? 抱えてるもん、全部吐き出していきなはれ。 「ウチが全部解決したる」 厄介ごとも全部よこしなさいな。 面白いことは猶のこと大歓迎。 遊びにくるだけでもかまへんよ。 大事な本さえ傷つけヘンかったらなんも言わん。 ほら、この簾、くぐっていきなはれ。 ※2022/3/28にて、18時更新分にてストーリー完結。イラスト小話が時々更新されます。100人揃うまで。 ※表紙→光ノ大橋なずな様(@oohasinazuna) ※◇マークのイラスト→葛西様(@kasai216) ※☆マークのイラスト付エピソード、挿絵→あっきコタロウ様(@and_dance_waltz) ※作中キャライメージイラスト公式担当→光ノ大橋なずな様(@oohasinazuna) →各話登場妖怪イラスト&一口小話、更新不定期

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:17時間48分

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  • 月光と人魚

    月光に人魚の歌は合うようだ

    3,400

    0


    2022年2月18日更新

    人間の南さんは、ヒョンなことから人魚の佐々木さんと仕事帰りに浜辺で話すようになる。 ある時、佐々木さんは、月光を閉じ込めた水泡を見せてくれる。 まるで月そのものの月光は食べると美味しいという話なのだが……。

    読了目安時間:4分

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  • 真実の愛を見つけましたわ!人魚に呪いをかけられた箱入り令嬢は、好みの顔した王子様のようなお方を溺愛しております

    溺愛ラブコメと令嬢のスローライフ⁉︎

    8,350

    0


    2021年12月27日更新

    「お父様、このように丸々と太った酒樽のような方とは暮らせませんわ。隣に立てば暑苦しいったらないでしょう」 「この方も背がひょろりと高過ぎてまるで棒切れのよう。私が扇で仰げば倒れてしまうのではなくて?」 「あらあら、この方はまるで悪党のように悪いお顔をなさっておいでです。隣に立てば、私の命まで奪い取られそうですわ」 そう言って父親であるメノーシェ伯爵を困らせているのは娘であるジュリエット・ド・メノーシェである。 彼女は随分と前から多くの婚約者候補の姿絵を渡されては『自分の好みではない』と一蹴しているのだ。 箱入り娘に育てられたジュリエットには人魚の呪いがかけられていた。 十八になった時に真実の愛を見つけて婚姻を結んでいなければ、『人魚病』になってしまうという。 『人魚病』とは、徐々に身体が人魚のような鱗に包まれて人魚のような尻尾がない代わりに両脚は固まり、涙を流せば目の鋭い痛みと共に真珠が零れ落ちるという奇病で、伝説の種族である人魚を怒らせた者にかけられる呪いによって発病すると言われている。 そんな箱入り娘の令嬢が出逢ったのは、見目が好みの平民キリアンだった。 世間知らずな令嬢に平民との結婚生活は送れるのか? 愛するキリアンの為に華やかな令嬢生活を捨てて平民の生活を送ることになったジュリエットのドタバタラブコメです。 『アルファポリス』様、『小説家になろう』様でも掲載中です。

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:4時間7分

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  • 人魚は地上で星を見る

    永遠の命を手に入れたいですか?

    900

    0


    2021年11月21日更新

    かつて、魔術師の家系として繁栄していたアークチスト家は、 ある日、ただ一人を残し、滅びた。 唯一の生き残りであるコーラルは、 ただ”生きる” そのために、彼女はふたりの人魚の手を取った。

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり

    読了目安時間:3時間25分

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  • 婚約破棄された行き遅れ令嬢ですが、ようやく舞い込んだ次の縁談相手がワケあり人魚の王子様でした

    comico原作コン参加作品。

    3,100

    2


    2021年10月26日更新

    「婚約破棄してくれないか、ヴェロニカ」 それは王太子ミハエルが申し出た、誰にも非がない出来事。だって世界を救ってくれた異世界からきた聖女リカが、王太子(好きな人)と結ばれないと死んでしまう呪いにかけられてしまったのだから。リカを本当の妹のように可愛がっていた宰相令嬢ヴェロニカは、その申し出を涙を呑んで受け入れた。 だけどすでに婚期を逃していたヴェロニカになかなか次の良縁が巡ってこない。一年後、ようやくヴェロニカの元へ見合いの話が舞い込む。が、なんと相手は人間ではなかった。 「え、人魚ですか……?」 海を統べる人魚は魔法が使える未知の種族。だけど魔法で人間の姿になっている王子アトルは、ヴェロニカもときめくほど可愛らしい美少年。ただ、彼らが頑張って勉強してきた陸の文化はおかしな踊り(ヲタ芸)や話し方(ヲタ言語)などかなり間違っていて――? それでも二人とアトルの従者マルスと、ヴェロニカは街を散策したり手作り料理を振る舞ってもらったりしながら、少しずつ仲を深めていく。 そして人魚になる薬を飲まされ、海の中を散策したヴェロニカ。アトルの苦難に満ちた境遇を聞いた上で、二人は改めて思いを通じ合わせる。 その後、ヴェロニカの元に元婚約者ミハエルと聖女リカの結婚式の招待状が届いた。宰相の一人娘として、参加しないわけにもいかない。しかも友人代表としての挨拶も任されてしまう。アトルと生きていく気持ちを固めたとはいえ、元婚約者らに何も思わないわけでもない。ただ、心を無にしてスピーチを終えようとした時、一緒に参加していたアトルが敢えて空気を読まない踊り(ヲタ芸)でヴェロニカを声援。それに吹っ切れたヴェロニカは、堂々と自分らしいスピーチをし、ミハエルとリカに喜んでもらう。そしてそれをきっかけに、ミハエルやリカとのわだかまりも解けることになった。 (掲載分までのあらすじ) ※「小説家になろう」様にて完結済み

    読了目安時間:1時間45分

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