クトゥルフコン参加作品 全四話 民俗学者の赤井信正は古代中国の地理書「山海経」の原型となる書物が長崎県五島列島にある集落の古寺で保管されているという情報を知人のアメリカ人考古学者から入手する。 住職の話によると赤井が所持する古代中国の星座図と漢王朝の指南魚を持って自ら来る事を条件に閲覧を許可するという。 なぜ自分の所有物を孤島の住職が知っているのか不思議に思った赤井だが好奇心に勝てず因州島を訪れる。これから恐怖と狂気の世界が待っている事など知りもせずに……。 *この作品は読み難い漢字、当字の表現が多数ありますが雰囲気を壊さないためにルビは打ちません。また登場する団体、ほとんどの地名、宗派等は実在の物と架空の物が混在しておりますのでご了承を願います。
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