さあさあ歴史好きの皆様、変わったものが読みたい皆様。 ここらで一つ「きつねの狂言」なんて如何でしょうか。 【第六弾】の狂言は『釣狐』。 つまり、この物語の主人公は『きつね』にございます。 あらすじ ある日、娘の下を訪れようとしていた一頭の妖狐は驚いた。娘のキツネが逆さ吊りとなっていたのだ。助け出して理由を聞くと、何でも近くの猟師が仕掛けた罠だという。 妖狐は思った。このままではこの辺りのキツネは、みな捕まってしまうかもしれない。 妖狐は術を使って人に化け、何とか猟師にキツネを狙う事を諦めさせようと努力する。 この作品は『どうぶつ文芸フェア どうぶつ小説部門』への投稿作品です。 【この物語の原作】 色々書いておりますが“法律上は一次創作”ということを証明しているだけです。 拙作は『著作権の保護期間が終了している作品を原作とした小説』となっております。 原作は国立国会図書館デジタルコレクションにて公開されている―― ――『和泉流狂言大成 山脇和泉 著 (わんや江島伊兵衛, 1919) 』全4巻。 著作者は4巻とも『山脇 和泉』と奥付に記載されております。 この『山脇和泉』とは和泉流宗家の名跡であり、御本名は『山脇 元照』氏(1916年“大正5年” 2月25日没 『新選 芸能人物事典 明治~平成 日外アソシエーツ[編]』)となります。 当時の能楽狂言方和泉流の宗家の方です。 よって原作の著作者の没年は1916年。著作権の起算点は翌年の1月1日。 著作権法に記載された没後70年を満たしております。 また公開年に関しても 第1巻 大正6年 3月25日発行 第2巻 大正6年 5月18日発行 第3巻 大正7年 10月25日発行 第4巻 大正8年 5月5日発行と奥付にて記載されております。 著作者の死後に刊行された著作物であるのである種の団体名義の著作物に当たる場合でも、一応公開70年を満たしているをここに示しておきます。 この事は“国立国会図書館デジタルコレクション”にて、誰でも確認することができます。
読了目安時間:20分
この作品を読む