「いいか、シャルル。ルルナ。お前たちはぶっちゃけ世界を滅ぼせる力を持つ『究極の双子』だ。――だから、絶対に目立たない事。当然、試験は全部最低ラインでクリア。そして編入後も成績は『必ず最下位クラスの三軍(サード)に居座り続ける』事が条件だ。いいな?」 と、きつく語り掛けるのは二人の父親アルクだが、その正体は『元無双勇者』の現しがないおっさん。最前線からは既に退き、気ままにスローライフ中。 魔王マリスもほぼ同様の肩書きだが、BBAと言ったら滅される運命にある。 そんな二人の間に産まれた超絶双子は『人生勉強』という名目で、世界各地のエリートが集うアルカディア魔法騎士学園に入学する事こととなる。 ――が、そこで双子を待っていたのはこれまでに経験した事のない『最低の試練』の連続だった。
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