ある夏の日、少年が空を見上げていると突然ソレが少年の顔めがけて落ちてきた。見えてはいけないソレは、人間の姿を装った、妖怪、あやかしの類。得体の知れない恐怖に動けなくなった少年に、ソレは言った。「数百年ぶりの呪受者だ。とても珍しい身体だ。このまま持ち帰り、生き血をすすれば、我にも相応の力が————」と。 少年は知らなかった。自分の右目に先祖が妖怪から受けた呪いが遺伝していることを———— その右目に受けた呪いが覚醒した時、少年は“呪受者”と呼ばれ、妖怪たちから追われる事となる。 呪いを解くには、千年前、先祖に呪いをかけた“呪掛者”である妖怪・玉藻前を完全に消すしか、方法はない。 まずは自分の身は自分で守れるように、陰陽師の修行に励むのだが…… その右目に受けた呪いが覚醒した時、少年は“呪受者”と呼ばれ、妖怪たちから追われる事となる。 呪いを解くには、千年前、先祖に呪いをかけた“呪掛者”である妖怪・玉藻前を完全に消すしか、方法はない。 まずは自分の身は自分で守れるように、陰陽師の修行に励むのだが…… ※以前連載していた「覚醒呪伝-カクセイジュデン-」の改稿版です。一人称から三人称に変更し、書ききれなかったエピソードをプラスして連載しています。 ※カクヨムで先行公開してます
読了目安時間:4時間46分
この作品を読む