魔帝戦記
愛山雄町
異世界ファンタジー
長編
133話
464,549字
2022年5月17日更新
魔帝。それは八人の魔を司る王、すなわち魔王を統べる至高の存在。 強靭な肉体、卓越した武術、他を圧倒する魔力、絶対的な防御力……神の祝福を受けた勇者以外に傷つけることはできず、人族からは最強の魔族として恐れられている。 派遣社員、真柄(まつか)嵐人(らんと)はその魔帝として、グレン大陸の中央に位置するグラント帝国の帝都に召喚された。 しかし、ラントに与えられた能力は歴代の魔帝が持っていた能力のごく一部、それも個人の戦闘力に全く関与しない“情報閲覧”と“自動翻訳”のみ。 あまりの弱さに部下の中にはあからさまに侮蔑する者もいる。 その頃、勇者を有する人族側も神の啓示を受け、“人類の敵”、魔帝を討つための軍を興していた。 チート能力もなく、日本人のごく平均的な肉体しか持たない彼は、自身の知識と魔帝の権威を最大限に利用し、生き残るために足掻くことを決意する。 しかし、帝国は個々の戦士の能力は高いものの、組織としての体を成していなかった。 危機的な状況に絶望しそうになるが、彼は前線で指揮を執ると宣言。そして、勇者率いる大軍勢に果敢にも挑んでいく……。 ■■■ 異世界転移物です。 配下の能力を上げることもできませんし、途中で能力が覚醒して最強に至ることもありません。最後まで自分の持っていた知識と能力だけで戦っていきます。 ヒロインはいますが、戦争と内政が主となる予定です。 お酒の話はちょっとだけ出てくる予定ですが、ドリーム・ライフほど酒に依存はしない予定です。(あくまで予定です) ■■■ アルファポリス、カクヨム、小説家になろうでも公開しています。 ■■■ タイトル変更しました。「魔帝戦記~常勝無敗の最弱皇帝(仮)~」→「魔帝戦記」
読了目安時間:15時間29分
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