実家から東京に帰る途中、藤岡甲児は休憩のため寄ったサービスエリアの駐車場で、チラチラと細やかな雪が降り始めたのを知り落胆する。だが、嘆いていても仕方ないと愛車を走らせた。 ところが雪はだんだんと強まりとうとう吹雪に。更に、甲児は道に迷い、見知らぬ土地で立ち往生寸前に……。 それでも、どうにか来た道を戻ろうとする甲児。 だがその時、白い着物に身を包んだ黒髪の女と出会ってしまい──。 【神室宗介さまの自主企画『新春ホラー短編祭』参加作品】 ルール:「季節」をテーマに盛り込んだホラー小説を書く (募集期間:2023年1月31日まで) ジャンル:ホラー。短編。 ◯参加テーマ『冬(雪)』 Written by 七福 藍名 ※ この作品はフィクションです。実在の人物・団体・地域とは一切関係ありません。 本作は法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
読了目安時間:16分
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