夕京市に古くからある櫻花神社は桜路町区の防人として花守を輩出し、皇室のお膝元の安寧を支えてきた。しかしそれは、慶永6年の霊境崩壊により一変する。 日ノ国の存亡を懸け、災渦に飲み込まれた夕京で刀霊、彼岸桜を振るう巫女にして花守の桜瀬亜樹。霊障により疵つき死にかけていた心は、花守の乙女、深山の霧原灯花と出逢い、こともあろうか恋に落ちてしまう。 日ノ国の破滅が迫っているのに、恋する心は止まらない。二人で泣いて笑って、激動の時代を生きる大正浪漫活劇(?)が幕を開ける! ※当作品はこけもしん先生のTwitter企画〈禱れや謡え、花守よ〉の企画参加作品でした。(現在はアフター期間でイベントは終了しております) 表紙イラスト こけもしん様。 https://twitter.com/hanamoriRF/status/1131333181678899200?s=19