<奇病物語>
銀じゃけ
現代/その他ファンタジー
短編
13話
14,005字
2022年2月15日更新
奇病を患った人たちが暮らす町がある。 この町は地図にも載っていない隔絶された町。 鉱石病、人魚病、花咲病、星涙病…etc.様々な奇病を持った人たちが住んでいる。 ここに住んでいる人たちはある日突然、奇病を発症し周囲の人たちによって通報され、”政府”と名乗る人達によって町に連れてこられた。 奇病の発症する原因はわかっておらず、治療方法もわかっていない。 他の場所から連れてこられているため、 血のつながった家族は少なく、みんなで助け合いながら暮らしている。 食べ物や飲み物、着替えなどの供給は週に一度だけ”政府”から買取、もしくは無料で支給される。 それらを使って街に店を出す町民もいれば、供給だけで生きていく町民もおり、自由に暮らしている。 体に花が咲く奇病を患った主人公メリスと幼馴染のリアンは一緒に暮らしていて、小さいころに発症し連れてこられてから一緒にいるため姉妹みたいな関係。 今は育て親の家を出て二人で暮らしている。 その幼かった二人を引き取ってくれたのが、花屋を営んでいる”店長”と呼ばれている人で、彼女は鉱石病という奇病の持ち主である。 二人は店長をお母さんと呼び、店を手伝ったり自分たちでほかの店に働きに行ったりしている。 そんな境遇にある主人公メリスが、彼女たちや自分の奇病との付き合いかたや将来の事を考え、成長していく物語。 ※この物語に出てくる奇病は架空の物です。
読了目安時間:28分
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