―✽*+†+*【神✕鬼の初恋】*+†+*✽― 純粋無垢な神と残忍非道な鬼の物語――。 【内容】 人間が住む下界と鬼族が住む鬼界の狭間に山があり、そこには鬼神と言える強い火鬼が、天上界の父である天上皇によって五百年封印されていた。 しかしある日、その封印した「六枚の神札の効力が弱まっている」との報告を受ける。 特にさしたる問題はない、天上皇が作りし神札は“こういった時のため”に厳重に保管されてある。ただ難点が一つ、天上皇は数年に数回ある深い眠りについていた。天上皇不在に近しい天上界は通常の任務に加え、天上皇の警護や周囲警備に慌ただしく手が足りない状況であった。 そこで神の階級で最も階位が高い上位神、豊かさと開花を司る男神タリアがその任務を引き受けた。 丁度暇と言う事と下界が好きだったから、との簡単な理由だ。 天上皇に最も近いとされる上位神の彼の受任に、誰も異論はない。 彼は天上皇の作りし神札を手に、地上へと舞い降り立たのだった。 ❁.。.:*:.。.✽.。.:*:.。.❁.。.:*:.。.✽.。.:*:.。.❁.。. 【表紙絵】てゅーま様 Twitter【https://twitter.com/00tuma00】 ※無断使用、転載はおやめください※
読了目安時間:11時間34分
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