聖なる都を奪われし<大侵攻>から三年、ロウンデイトの国々は邪教徒や蛮族たちに脅かされ、民たちの心は荒み、野盗や追い剥ぎどもが闊歩するようになっていた。 そんな中――。 賞金稼ぎの青年、ヴィックはあるとき、旅の女剣士、サラと出会う。 彼女の奇妙な恰好――ほんのわずかに肌を隠した、婦人用下着じみた革の装束――を見た彼は、驚きを隠せなかった。 そんなヴィックに、サラは答える。 「これかい? これは――」 はたして、その装束は一体何なのか? はたまた彼女の旅の目的は一体、何なのであろうか……? ※<注意> このお話には残酷かつグロテスクな描写や暴力的なシーン、性的な表現が含まれます。ご注意くださいませ。
読了目安時間:4時間14分
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