ノベプラ文芸部による小説勉強会(仮)が開催?! だったら私たちも文芸部を作るわよ! そして完成したのが「私立七福学園文芸部」通称『シシガブッ』。 しかも主人公は十八歳の七福藍名。 「あんたね、あんまり自分を主人公にして遊ぶのやめなさいよね。そのうち自分を見失うわよ」 なんて同じ文芸部員の闇藍名に叱られる今日この頃。 そんなこと言われたって、見たもん! わたし、見たんだもん! 本当だよ。トントロはいたんだよ。 森の中で「ト〜ン〜ト〜ロ〜」って豚みたいなマグロみたいな妖精と不思議な出会いをしたんだもん! 藍名、嘘ついてないもん。お姉ちゃんのバカァ〜。 (本作にトントロはでません。トントロは空も飛べるといわれてます。その姿はまるでお城みたいだという噂です) こんな私だけど、今日も頑張って創作のお勉強! あっ、そろそろ学校に行かないと遅刻しちゃう。 「いっけな〜い、遅刻遅刻〜」ってトースト咥えながら走るとしたらトーストには何を塗ったほうが良いのかなぁ? 「そうねえ、藍名ちゃん。やっぱり王道だけどマーガリンが一番いいんじゃないかしらね? いちごジャムもオススメだけど」 あっ、光藍名ちゃんだ。私の可愛い天使ちゃん。 今日も優しくしてくれるのね。 そうだね、シンプルだけどマーガリンがいいよね。 でも、甘くて苦いマーマレードも気になる。って、私……そんなに若くないのにね! 案の定あらすじがあらすじになっていない、創作論を語りつつちょっと小説っぽくもある短編作品シリーズ。 第2回のお題は『主人公の名前の出し方』でお送りします。 ※この作品はフィクションです。実在の人物・団体・地域とは一切関係ありません。 引用元は、あとがきに掲載しています。
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