本作品は与えられたお題に従い、同一場面を一人称と三人称で書き分けています。 前半は一人称、後半は三人称で、それぞれの始まりに数字の①と②という番号を振っています。 粗筋は、謎の侵略者と戦う宇宙戦艦の船室内で、好意を抱き合っている男女が抱き合い、行為に至るといった内容です。そういったシーンを克明に描いたわけではありませんから、セルフレイティングはセーフと自己判断しました。アウトだったら私、どうしましょう(困惑)。 前半部分、一人称パートの①は当事者の片割れが語り手です。物語の背景となっている戦時下の緊迫した状況その他を、のほほんと語っています。 後半部分、三人称パートの②は、いわゆる神の視点で綴っています。これが難しかったです……と書けば①が簡単で上手くいったものと思われそうですが、①も酷い出来で、②はそれに輪を掛けて悲惨な状態になってしまったというのが実情です。 ハードボイルド小説の大家ダシール・ハメットの三人称が精緻でクールだと聞いたことがありますので、何冊か読んで勉強したいと思います。他に参考となる書物があれば、それらも読みたいですね。 ※変更に関する注意書き 誠に申し訳ございません。締め切りを過ぎてしまいましたが、修正しました。 〔第2回のお題の参加作品は必ず2エピソードで投稿してください。〕と書いてあるのに1エピソードだけで投稿してしまったので、2エピソードに分割したのです。 こちらの不注意で御迷惑をお掛けして本当にすみませんでした(反省の言葉は書いても投稿作品を削除しないところがふてぶてしいなあ、と自分でも思いますけど、どうか御容赦の程を)。
読了目安時間:4分
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