こんなことになるのなら、殺しておけばよかった。 一年前に凄惨な事故が発生したS小学校。そこに通う六年生の少年、武田博之は、クラスでいじめを受けていた。教科書に落書き、理不尽な暴力など、一つ一つはありきたりなことであったが、繊細な博之は確実に精神をすり減らしつつあった。 事故から一年が経ったある日、博之が登校すると、様子がおかしい。学校は赤い影に包まれ、誰の声も聞こえて来ない。一体何が起こっているのか。博之は恐る恐る教室の戸を開いてみるが……。 この作品は「小説家になろう」「アルファポリス」「カクヨム」にも掲載しています。 この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
読了目安時間:1時間17分
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