卓球なんて、もう二度としない。 中学校時代のトラウマから、そう決心して高校に入学した赤城優月。 だけど、 「経験者なら、一緒に卓球部の見学ついてきてよ!」 クラスメイトからのそんな誘いに、断れない性格の私はしぶしぶ卓球部に行くことに。 見学だけ。そう思っていたのに、助っ人を頼まれて試合に出ることになってしまう。 だけど、トラウマがよみがえる優月は試合で惨敗してしまう。 そんな時、手を差し伸べてくれたのは、大切なダブルパートナー。 再び訪れる試合の機会。それまでに、優月はトラウマを克服することはできるのか。 そして勇気をふりしぼり、再びラケットを握ることはできるのか――
読了目安時間:4時間12分
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