「これお前が装備しろよ」 戦士ガルア・ブラッシュは、勇者から不遇の扱いを受けている。 冒険で手に入れた呪われた装備品をあてがわれていたのだ。 それは勇者が何の特技もスキルもなく、装備品に金がかかる戦士ガルアを疎ましく思っていたのが理由だった。 そして、ある日ガルアはパーティメンバーから追放。 その過程で、ガルアは村で出会った女魔族ラナンを助けるために勇者殺しの罪を背負う。 ――戻る場所も、帰る場所もなくなった。 賞金稼ぎ達から逃げる日々、倒れたガルアは目覚めると魔族や魔物が住む洋館にいることに気付いた。 王道はなくなり、どこかおかしなる物語。 全ては大聖師と名乗る遊戯者、ゲームマスターが作った世界での出来事だった。 世界の人々は各々役割を与えられ、大聖師が作った脚本に沿って生きていたのだ。 それは誰も知らない世界の秘密、そう一人の魔王を名乗る元勇者以外には……。 【完結済】ラノベストリート・小説家になろうより転載。 【表紙・一部押絵】 AIのべりすと
読了目安時間:5時間59分
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