善と悪

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  • 善と悪がテーマのダークファンタジー

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    異世界ファンタジー・完結済・84話・193,622字 陰東 一華菱

    2020年12月22日更新

    「赤い髪に、赤い瞳。長く伸びた耳は魔を象徴する。 それは世界に災いを呼び、それに出会った者は阿鼻叫喚の時代を生きることになるだろう」 レグリアナ神殿の書物庫にある古い書物に、世界中の誰もが知る「魔物」の特徴とその後に起こるだろう予見が残されている。 何も知らない無知な人々はその予見を信じ切っていた。と同時に、魔物など現れるはずがないとも信じていた。 聖殿歴2440年。 予見書に記された「魔物」の子が誕生する。――その子の名を、リガルナと言う。 リガルナは、最初はまるで人の子のように生れ落ち、やがて成長とともにその姿を変えて行き、誰もが恐れる魔物そのものの姿となった。 幼い時まで一心に愛情を注いできた両親は人が変わったように手の平を変え、その子を散々痛めつけて捨てた。人々の心無い言葉を浴びせられて、追われて、逃げ込んだ先では裏切られ……。 人生と、夢や希望をすべて失ったのは、彼が16歳の誕生日の日だった。 絶望と孤独を味合わされ、国を追われたリガルナは復讐と人々に対する憎悪を胸に、当てもなくさ迷う。 気づけば海を渡った遙か西の大陸にいて、誰も寄り付かないことで有名な死の山の麓に立っていた。 ―― 一体俺が何をした? 胸に沸く黒い闇の塊に従い、リガルナは復讐をするために生きることを選んだ。 ※人が誰でも持っている「善」と「悪」がこの物語の一番のテーマです。