とある惑星のはるか上空。衛星軌道に浮かぶ都市型母艦<箱舟> 最上位天使、熾天使の中でも最強のルシファーは創世主に仕え、妻ルーナとの間に女の子を授かり、穏やかに過ごしていた。 たが創世主への嫉妬から裏切り、怒りにふれ箱舟からの追放を迫られる……。 ルシファーは、自らを慕う天使を集め創世主に反旗を翻し戦いを挑んだ。 戦いは百五十日間にも及び、ルシファー達は敗れ箱舟から脱出し地上に向けて降下し、他の天使達と共に堕天した。 地上より更に深くへと堕ち行くルシファーを突如に黒い靄が覆い、チリチリと放電現象が起き、火花を飛び散らせ、その場から消失させてしまった。 ルシファーが次に目覚めた時、そこはプロエレフシの森と呼ばれる場所で、記憶はそのままだったが、八歳ぐらいの少女の姿になり背中の翼は無くなってしまった。 この時のルシファーはまだ知らないが、創世主との戦いから数十年の時が流れていた。 転生と言うのか時間跳躍と言うのか……。 突如、デブ猫でケット・シーのケッティが現われ、ご主人様と呼ばれる盲目の魔女の下に案内される。 魔女より霊素と魔素について色々聞き、縮崩収納庫が使えるようになった。 その後ルシファーはアテゴラの街に向け旅立ち智天使だったアザゼルと再会する。 少女になり力も以前の三割程になってしまった事を再認識したが、創世主を倒すと言う気持ちは変わらなかった。 アザゼルから<死せる戦士の剣>と体に合う防具を譲り受け、他の同士を集める為にエパルロラの砦を目指すのだが、途中で訪れた港街シパリラで魔女裁判に遭遇してしまう……。