自分は作家だ。いや間違えた。大人気作家だ。出す作品はヒットを飛ばし、映像化は既に前提化してるといっていい。そんな自分だが、悩みは尽きない。キャラの声優なんてその最たる例だといっていい。なにせ最近は色々な……本当に色々な事情を加味されて声優が決められる事がある。声優ビジネスも大きくなったから、キャラと声優の逆転現象がなんかが起きてる。それが自分的には……自分は理想の声優を追い求めてる。ただそれが願いなんだ。 私は声優だ。いや間違えた。売れてない声優だ。けど実力はあると勝手に思ってる。私は色んな声を出せる。声優という職業に恥じなく声を操れる。けど時代が悪いのか、私には仕事がない。けど私はしがみついてる。だって私は……声優と誰かに呼ばれたいからだ。
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