2022年の昨今、「LGBTQ」、「SDGs」、「ジェンダー平等」、「反レイシズム」………といった所謂「人類の多様性」を謳うのが通説になってきつつある。 しかし突如、「多様性」の思想が具現化し、世界中で暴れ始めた。 そんな「思想具現化(アスクド・フォーゼ)」を穿ち、世界の平和を守るため、高校生のみで結成された学園組織があった。 その名は「帝愛特別訓練学園」。 悪しき思想を切り捨て、浄化するために訓練された学園生達は、今日も暴走する「多様性」を穿つため、奮闘している。 この物語の主人公である「松島泰生」を始めとした学園生達は、「なぜ多様性が暴走し具現化するのか」、「自分と違う思想を否定するのは何故なのか」…………突き詰めていくうちに明らかになっていくのは、「世界を堕落させんとする巨大な闇」であることを知るのである………。 これは日本が今、蝕まれつつある「多様性の闇」、その“本質”を徹底的に描いた「現代サスペンスファンタジー」である。
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