「喰えばわかるさ……」男はそう言って一杯の丼を目の前に置く。 湯気の向こうに見える山盛りの野菜炒め、そして美しい醤油スープの中を泳ぎ回る、純白の、麺。 無言で割り箸を手に取り、香しい薫製醤油の匂いをかき分けるように麺を啜った私は、目を見開く。 「こ、これは……本当に〇〇なの、か!?」 散々糖尿病治療の食事制限で苦しんだ葵さんが送る、ヘルシーだけどガッツリ食べたい『夜食』エッセイです。 *冒頭の分は本編とは一切関係ありません、ただの勢いです。 禁断の夜食コンで最優秀賞いただきました! ありがとうございます、ありがとうございます! 一応、担当医にも見せたところ「闘病食として申し分ない」と太鼓判を頂いております。 糖尿病対策、ダイエット等に苦しむ皆様の、対策メニューの一つに役立てるなら幸いです。(2021.01.19追記)
読了目安時間:8分
この作品を読む