城塞都市デリツィオーゾの王宮へ突然雇い入れられた、天才料理人ラウル。 だが既にいた宮廷料理人は彼を受け入れず、度重なる嫌がらせを行う。 そんな中、ラウルは「星降りの祈祷」に提供する飲物と菓子を任される。 流れ星が多く降る夜、国王と聖職者たちが集い夜通し祈る重要な儀式。 だが、厨房内で孤立したラウルが全員分を無事に用意するのは困難と思われた。 当日が迫る中、国王付の毒見役レナートに愚痴をこぼすラウル。 レナートは冷ややかに笑いつつ、皮肉めいた言葉を伝えるが…… 「笑顔のベリーソース」( https://novelup.plus/story/744336996 )のサイドストーリーです。 本編未読でもお楽しみいただけると思います。 ※ サイドストーリーと本編の文字数がほぼ変わらないのは気にしてはいけません ※ [注] 作中世界の文明レベルが現代日本と異なるため、食べ物や飲み物の作り方が我々の広く知るものとは一部違っています。 詳細は本文末尾の脚注にて解説しております。 表紙画像: 写真AC にゃん春さん https://www.photo-ac.com/main/detail/3895968
読了目安時間:10分
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