───これは魂をめぐる人と悪魔、それから天使の物語。 宗教国家アンステラにある小さな街アンネル。 その街の近くにある潜みの森で魔女フリージアはひっそりと暮らしていた。 しかし彼女に知識を与える名目で召喚された悪魔ブルーエルは、何度目かの引越しに不満を感じていた。 数年前、国民の自由な信仰を守るため、それまで無宗教を貫いてきた国王が突如エル神光教に入信。 唯一神エルを崇めるその宗教では他の信仰は悪とされ、その教えは宗教国家となったアンネルでも適用され、フリージアの信仰していたカヌアン教は異教であり悪しきもので、迫害されるものだった。 そのためフリージアは国に捕まらないために住処を転々とせざるを得ないのだ。 しかし何度目かの引越しを終えたそんなある日、森で負傷したきこりを助けたことをきっかけに居場所がバレたフリージアはとらわれの身となってしまう。 果たしてブルーエルは契約者であるフリージアを救い、その魂を得ることができるだろうか。 魔女裁判、火刑、異端審問などのシーンがあるためレイティングしております…💦 ※この作品は『小説家になろう』、『エブリスタ』にも投稿しています。 ノベルアップ+でも公開しようと思い投稿します。 自己解釈を含めたカナン神話、ウガリット神話をベースにした、悪魔と魔女と天使の物語です。楽しんでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。 ※この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件には一切関係ありません。 ※無断転載を禁じます。
読了目安時間:3時間14分
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