これは一人の娼婦の物語。 彼女は物心ついた頃には路地裏で泥水を啜っておりました。 物乞いもしました。盗みも働きました。娼婦と名乗るくらいですから体も売りました。 彼女は自分が生きるためなら何でもやりました。 これは彼女が娼婦から身を立てて行くサクセスストーリーでもなく、胸躍るような冒険活劇でもありません。 魔王を打ち倒すような英雄磹など以ての外です。 そういった話が聴きたければ、他の語り部の元に行くのをお勧めします。 これは、美しい以外は何の取柄もない彼女の人生を綴った物語。 善行など糞喰らえ宣う、彼女の生涯のほんの数ページでございます。 表紙イラスト:藤 元太郎様 ※注意事項とお願い※ 1 ハーメルン様とたいあっぷ様(イラスト付き)に投稿している物を加筆修正したものです。 2 物語の設定上、性描写が多々出るためいつ公開禁止にされるかわかりません(過去に他サイトで公開禁止処分を受けた前科持ち作品) 3 主人公は作者が実際に見聞きした女性たちの汚い部分をモデルにしていますので、女性に幻想を抱いている男性を著しく傷つける恐れがあります。 4 3と同じ理由で、女性が不快に思う可能性があります。 5 感想を頂けるだけでも光栄なのですが、辛口の感想やダメ出しをして頂けると幸いです。私、ドMなんです。 6 この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
読了目安時間:2時間43分
この作品を読む