豪華宇宙客船『ぎんが』で橋川衆院議員が何者かに殺害された。火星の国際軌道ステーションに到着するまでに犯人を逮捕しておきたかった鈴木刑事は、探偵の武智大悟に捜査協力を求めた。さっそく武智と弟子の上崎は、前科者の船員などに目星をつけた。そんな矢先、一番の容疑者がハッチの外に放り出され死んでいた。犯人探しが混迷してしまう。別の容疑者をマークするが、一旦、船外の宇宙空間に出てからでないと殺害ができないことがわかった。しかしこのトリックを武智たちは、見事にクリアした。そして動機を調べて行くうちに、いろいろなことがわかり、通常の探偵小説と異なる結末を迎えた。
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