【 あらすじ 】 舞台は歴史上のどこかで違う選択肢へ分岐した地球(パラレルワールド)。 19年前、世界大戦の最中に突如地球を襲った電磁波災害は、人類に電気の使用を封じ、科学技術の発展を大いに遅らせた。いつしかそれは〈天の火〉と呼ばれるようになり、科学者や宗教家が様々な解釈を試み続けているけれども、未だ原因も対策も解き明かされないままだった。 茨野商会の副主任エアロンは、行方不明になったエルブール町長の捜索と町に現れた不審な集団を調査するよう依頼を受ける。調べを進めるうち、彼らが見たこともない装置を用い、翌朝何かを実行しようとしていることを突き止めた。 そして、事件を追うエアロンの前に謎の少女が立ちはだかる。 「あたしの名前はメルジューヌ。あたしはあなたに、殺されに来たの」 彼女はこれから彼らが巻き込まれる悲劇の幕開けを告げる。 白の神官を巡るヴァチカン教会の闇。その背後に潜む研究所の存在とは。 小さな町から始まった事件はやがて世界を巻き込む陰謀へと繋がっていく。 ヨーロッパを中心に繰り広げる【アクションもりもり陰謀マシマシ時々SFなバディものサスペンス群像劇】です。 【 コメント 】 遥か昔に書いていた短編シリーズを長編化リメイクしました。 がっつり長編全10話+番外1話。完結までは既に書き上げているので、ちまちま更新していくつもりです。 新参者ですがよろしくお願いします! このお話が誰かの目に留まり、ほんの一時でも楽しみを提供できますように。 ※実在の人名、国家、団体、宗教とは一切関係はありません。また、なにものをも貶める意図はありません。 ※pixivでも公開中です。 ☆更新通知Twitter→ @ravioli_create