◇登場人?物 *全員同中学1年生女子 ・北野 一美 きたの かずみ 強気、好奇心旺盛で回りを強引に引っ張り回すタイプ。 ミニスカツインテール。最近母の化粧品を勝手に使って怒られた。 ・南沢 十莉 みなみさわ とまり 臆病で引っ込み思案だが、それがコンプレックスで一美に憧れている=嫌いではない。 癖のあるボブカット。最近急に胸が膨らんできて男子の視線が気になっている。 ・西園 百花 にしぞの ももか インテリで積極性は無いが、日常を退屈と思う節があり、「こいつらといると飽きないな」という理由でつるんでいる。 長髪ロングに桜デザインのカチューシャ。長身眼鏡委員長。 ・伊東 千夏 いとう ちなつ 物事を深く考えるのが苦手で、周りに合わせれば大抵何とかなると思っていて、実際そうなってきた。 ロングポニーテール。LINEの返事は遅い。駄菓子を食べるのが好き ◇こっくりさんとは(以下豆知識のみ) 狐などの動物霊を呼び出す降霊術の一種で、複数の者が気持ちを一つにして霊の出現を念じることで、その思念を受けた霊が自らの存在を示すというもの。 十九世紀、西洋で始まった儀式「テーブル・ターニング」が起源だと言われており、一九七十年代に小中学生の間で大流行し、放課後の教室にはこっくりさんに没頭する生徒が数多く見られた。 ◇やり方例 教室の窓を開け、机の周りに四脚の椅子を並べる。 四人が椅子に座り、机の上に「鳥居の絵」、「五十音図の平仮名」、「0から9までの数字」、「はい・いいえの文字」が書かれた紙を置く。 十円玉を鳥居の上に置き、三人が人差し指を十円玉に軽く添える。 その状態で、「こっくりさん、こっくりさん、〇〇県◆◆市の△△小学校▲階までお越しください。もしいらっしゃいましたら、十円玉を『はい』の上に移動させてください」と、全員が念じる。 すると、十円玉がひとりでに動き出し、参加者の質問に霊が答えてくれる。
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