◎【完結済み】全13話 ●あらすじ プロ作家を目指す月神子は、出版社からオファーが来たことがきっかけで、なろう小説を書籍化することになった。 商業作家デビューを果たせたことで月神子は増長し、ネットの世界でもさんざんイキリ散らすようになる。 だが同時に、月神子は現実では無職の男であった。 父親からは毎日のように「働け」と怒鳴られ続け、父親への憎しみも募らせていく。 月神子は過去に大学受験に失敗し、そして就職活動にも失敗していた。 そんな負け犬の人生を送ってきた彼は、次第に大きなコンプレックスを爆弾のように抱えるようになる。 “見返してやる” 月神子は心の奥底で執念を宿した。誰にぶつけたら良いかもわからない復讐心が燻っていた。 “見返してやる” だからこそ、月神子はプロ作家として生きる道を選んだ。 世間の奴らが誰も己を見下せないような、特別な人間になりたいと願った。 だが、その月神子の肥大しすぎた承認欲求は、やがて彼を怪物へと変えていく。 もはや後戻りができないほどに、彼の心は醜くなり、暴走をはじめていく。 そして事件は起こった。 ※この作品はフィクションです。実在する人物や団体とは一切関係がありません。 ※表紙画像はAI生成ツールを用いてます。
読了目安時間:1時間7分
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