とある治安の悪いスラム街に迷い込んだ娘は襲われているところを物腰柔らかな好青年に助けられた。 「ぜひお礼を」そんな言葉から始まった交際。 夢見るような幸せな時間は、しかし長くは続かなかった。 綺麗な満月の夜、彼女は見るも無残な姿で見つかった。 腐った街、権力により妨害される裁き、碧い月明かりの下で笑うのは碧眼の殺人鬼。 両足義足の道化師は愛する妹のため復讐を誓う。 混沌と無秩序の無法地帯、最下層と呼ばれる橋の向こう側へ。 「橋の向こう側に行ってはいけないよ。あの街には化物がいる」 これはそう噂される橋の向こうの化物たちによる復讐と愛憎の物語。 幸福と救済にまつわるCRACKPOTシリーズ、『碧』の三部作。 現在第一部『夢幻の碧い月』、毎週金曜に更新中。 ※セルフレイティング全てにチェックが入る話です。 ※登場人物に常識と倫理が備わっていない描写が多いです。 ※各種犯罪行為の容認・推奨は一切しておりません。
読了目安時間:2時間41分
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