幕末

検索結果:76件

  • 茜空の彼岸花

    新選組とある女の話。(完全に作者の趣味)

    40,050

    55


    2023年9月25日更新

    [あたいはあたいの思うままに生きる。 今も昔もこれからも。] 物の怪や幽霊がチラつく江戸時代。 目には見えないものから、 京を護れと仰せつかった新選組に、手を貸すはめになった陰陽術を使いこなす不思議な女、鈴音。 ガサツでありながらも、優しく多くの謎を秘めた彼女は、 拭えない過去と新しい道への葛藤を抱え、 新選組とともに時代を駆け抜けて行く。

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり

    読了目安時間:4時間7分

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  • 幕末日本に転生しましたが、現代知識を活かしてスポーツ振興に取り組みたいと思います

    龍馬! おまんはオリンピックを目指すがよ

    1,272,760

    9,438


    2023年9月24日更新

    宮地燐はスポーツ史の卒論を書き終えた後、不幸な事故に遭った。 しかし、死の直前に彼の魂は1842年まで遡り、土佐藩の幼子に宿る。 時は幕末維新、動乱の時代であるが、燐は政治や経済には背を向け、野球や競馬、フットボールといったスポーツがより早く日本で、世界で、発展できるよう知恵を絞っていく。 "コメント" ・スポーツ黎明期の歴史を駆け巡るかなり異色な歴史小説です。 ・本来なら各地の方言などが出てきますが、作者が知らないので標準語で統一します ・広範な分野になるので誤りなどが出て来るかもしれません。やんわり指摘していただけますと助かります(汗

    読了目安時間:18時間24分

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  • まがつ神 ー真編おこそずきんちゃん②ー

    幕末伝奇物語 第2弾!

    1,100

    0


    2023年8月20日更新

    『甚左衛門どのは言うた。わしに娘はおらぬ。だが、女の孫がひとりおるから、あれが年ごろになったら嫁にやってもよい。月乃が十七になったら迎えに来いと……』 江戸の売薬商の一人娘として生まれた少女・月乃(つきの)は、亡き祖父の遺言により、禍々しい神との婚姻を約される。自家の奉公人・庄九郎(しょうくろう)の力を借り、手に入れた「若返りの水」によって契約の時を遅らせようとするが、妖の魔の手は周囲を巻き込みながら、着々と彼女を追いつめてゆく。いよいよという時に月乃のもとを訪れたのは、鉄砲をたずさえ、不知火の弾丸を腰に提げた、マタギの青年だった――― 銀作と月乃の出会いを描く、幕末伝奇物語「おこそずきんちゃん」の真シリーズ第2弾。 ※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等とは一切関係ありません。 ※一部、残酷描写・暴力表現・ホラー演出を含みます。 ※この作品は、他サイト(カクヨム・pixiv)においても同時公開しています。

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり

    読了目安時間:2時間7分

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  • その復讐は誰が為に

    父親を殺された娘が復讐をする話

    1,700

    10


    2023年8月17日更新

    時は幕末 父を殺された恨みを晴らす為、その小さな手に刀を握りしめ、仇に立ち向かう少女 その復讐の果てにあるのは、虚無の絶望か、死か、それとも…… ◆登場人物 【荒川 御船座右衛門(あらかわ みふねざえもん)】29歳男 武士 【佐野寺 多江(さのじ たえ)】16歳女 ↑のイメージ(AI) 先に謝っておきます🙇‍♂️スイマセン

    読了目安時間:2分

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  • うまのほね

    馬とチンピラ、孤独な魂が触れ合う物語です

    15,000

    20


    2023年7月10日更新

    文久三年の夏、浦賀港付近を縄張りとするチンピラ博徒・野槌の亥吉は、ある廃寺で巨大な馬の姿を目にする。 マレンゴと言う、その野生馬をつれた武士・多田省吾に話を聞くと、南蛮渡来で極めて高価である、との事。 売れば一儲けできると企んだ亥吉は、得意の博打でマレンゴを勝取る。 貴重な宝を奪われた筈なのに、何故か秘かな笑みを浮かべる多田。 間も無く、秘められた陰謀と狡猾な多田の企てが明らかになり、亥吉はマレンゴを殺して逃走しようかと考え始める。 でも彼の幼少時、亡父が可愛がっていた愛馬の記憶が蘇り、無抵抗な野生馬を殺す気になれない。 ある小屋に追い詰められ、逃避行は終焉を迎えるが、そこで一人と一頭の心は何時しか触合い、奇妙な友情が育まれていく。 それは亥吉にとって、孤独な生涯に嘗て無い安らぎの一時であった。 アルファポリス、エブリスタ、小説家になろう、にも投稿しております。

    読了目安時間:29分

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  • 追憶の華

    徳川最期の姫は、新たな世を創り上げる

    89,344

    0


    2023年7月9日更新

    幕末を一度生きた女が居た。土方歳三に助けられ、新選組として生きた彼女は、土方歳三の懐刀。不思議な髪色をした彼女は、彼らの光であり、希望。仲間が死にいく姿を目の当たりにしながら、彼女自身は、死ぬ事すら許されなかった。平成まで生きた彼女は、再び幕末へとタイムスリップを果たした。再び仲間に出会うも、彼らは、彼女を覚えていなかった。 だが、彼女は、誓う。歴史をぶち壊し、彼らと共に、明治を生きると。 タイトルの★は、性的シーンや残虐シーンに使用させて戴いてます。 他サイト投稿作品「浅葱色を求めて…」を少し変えた作品です。 史実どおりではございません。若干ファンタジー入ります。逆ハー傾向かもしれないので嫌いな方はご注意下さいませ

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:22時間41分

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  • 華浅葱

    死んだはずの少女が五年後現れた。

    400

    0


    2023年6月15日更新

    亡くなった筈の少女が五年の歳月を経て再び現れた。記憶を無くした彼女は、果たして亡くなった少女なのか。

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:1時間19分

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  • 空色のツバサをください

    新選組小説編集者のタイムスリップ現地取材

    1,300

    0


    2023年5月31日更新

    歴史小説作家の編集者が、幕末にタイムスリップ! 作家先生の為、新選組に入隊して、突撃現地取材! もちろん、タイムスリップしたことも、仕事も、女性であることも秘密です! イケメンぞろいの歴史上人物に囲まれ、ドタバタ逆ハー生活! ……の、はずだったのですが。 あれ? 何かがいろいろおかしい。 今は……今はまだ、サヨナラは言わないで。 「先生のお役に立てますよう、命懸けで取材してまいります」 「……ダメだよ。そんなのいいから。必ず、俺のところに帰ってきてね」 密かに想いを寄せる小説家と共に京都を訪れるが、事故を切っ掛けに幕末へタイムスリップ。 必ず帰ることができると信じ、幕末を生きる少年として、取材の為、新選組へ入隊を試みる。 しかしすぐに副長・土方歳三には女だとバレてしまう。 その取材能力を買われ、諸士取締役兼監察として入隊を許されるが、絶対条件は、命令に背かないことと、女であることを隠し通すこと。 「今すぐ去りなさい。ここはあなたのいる場所ではありません」 「バカじゃないの」 女嫌いだからバレにくいだろうと同室になったが、いつも冷たい態度の沖田総司。 「ごめんね、怖がらせて」 「急に、いなくなったりしないですよね?」 初めての本音、初めての笑顔。 知れば知る程、惹かれていく。 「ありがとう。僕に、触れてくれて」 言葉にすればすごく陳腐な、ありきたりな感情だ。 名を付けるなら、今まで知らなかった感情だ。 真剣を持たないなら足で、走れなくなれば素手でも戦う。 戦場では誰も待ってくれないなら、自分から飛び込んでやる。 会えなくなるのは、現代に帰る時か、どちらかが死ぬ時。 別れは必ず、突然にやってくる。

    • 暴力描写あり

    読了目安時間:6時間27分

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  • さみしい魂 ー真編おこそずきんちゃん①ー

    幕末伝奇物語

    500

    0


    2023年5月6日更新

    江戸時代末期。東北は北秋田のマタギ集落・志々間(しじま)の里。 狩猟隊(レッチュウ)を束ねる統領(シカリ)の孫として生まれた少年・銀作は、「妖(あやかし)を見ることができる」という生来の能力を持て余しながらも、日々黙々と修行に打ち込み、火縄銃の腕を磨いていた。 ある時、彼らの狩座に、禁じられた罠・ナラクオトシが仕掛けられる事件が相次ぐ。 銀作は幼馴染の数馬の様子がおかしいことに気づくが、ある時、罠のそばで銀作の私物が発見されたことにより、里人たちから疑いの目を向けられるようになり…… 寡黙なマタギの青年・銀作のルーツに迫る、幕末伝奇物語「おこそずきんちゃん」。 真本編シリーズ・第一弾。 ※この物語はフィクションです。 実在の人物・団体等とは一切関係ありません。 ※一部、軽度の残酷描写・暴力表現を含みます。 ※この作品は、他サイト(カクヨム・pixiv)においても同時公開しています。

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり

    読了目安時間:1時間36分

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  • 歳三様、恋唄 始末記

    幕末、新選組。土方さん、恋の俳句ネタ。

    300

    0


    2023年6月24日更新

    幕末、文久三年。 多摩の小島鹿之助の元に、 新選組 副長・土方歳三から、手紙が届く――。

    読了目安時間:4分

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  • しくじり幕末浪士ぜよ!

    時は幕末。坂本龍馬と名無しのしくじり男!

    5,700

    0


    2023年3月19日更新

    生々しく書くとあまりにも醜いお話なので、ワンクッション置いて読書体験ができるように幕末設定にしました。

    読了目安時間:8分

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  • 幕末群狼伝~時代を駆け抜けた若き長州侍たち

    幕末長州の群像劇、始動!

    38,550

    280


    2023年3月12日更新

    「動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し。衆目駭然として敢えて正視する者なし、これ我が東行高杉君に非ずや」 明治四十二(一九〇九)年、伊藤博文はこの一文で始まる高杉晋作の碑文を、遂に完成させることに成功した。 晋作のかつての同志である井上馨や山県有朋、そして伊藤博文等が晋作の碑文の作成をすることを決意してから、まる二年の月日が流れていた。 碑文完成の報を聞きつけ、喜びのあまり伊藤の元に駆けつけた井上馨が碑文を全て読み終えると、長年の疑問であった晋作と伊藤の出会いについて尋ねて…… この小説は二十九歳の若さでこの世を去った高杉晋作の短くも濃い人生にスポットライトを当てつつも、久坂玄瑞や吉田松陰、桂小五郎、伊藤博文、吉田稔麿などの長州の志士達、さらには近藤勇や土方歳三といった幕府方の人物の活躍にもスポットをあてた群像劇です!

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり

    読了目安時間:7時間48分

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  • 天高く燃ゆ~江戸市ヶ谷事件帖

    のちの新選組メンバーの江戸での物語

    7,000

    20


    2023年2月13日更新

    時は幕末、刻々と変化する時世の江戸市中。 そんな江戸の片隅に建つ小さな剣術道場・試衛館には個性的な面々が集う。 土方歳三をはじめした、沖田総司や食客たち、そして道場主の近藤勇。 だが世は鎖国から開国に転じたことから、異人襲撃や食い詰め浪人による人斬りが横行。武士とは何かと問われる中、歳三たちは真の武士像を求めて江戸の町を駆けていく。

    読了目安時間:2時間29分

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  • 軍鶏と牛鍋

    御一新の味は軍鶏か、牛鍋か

    10,120

    103


    2023年1月15日更新

    御一新の味は軍鶏か、牛鍋か。ある冬の日、ある男たちのお話。

    読了目安時間:8分

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  • たまいとつむぎの怪 ー【読切版】おこそずきんちゃんー

    幕末伝奇物語

    4,500

    0


    2023年1月3日更新

    時は江戸時代末期。関東のとある山奥で黒い怪物に襲われた少年・太一は、奇妙な一行に命を救われる。 妖(あやかし)を撃ち抜く弾丸を持つ、寡黙なマタギ・銀作。 生き物を癒す不思議な力をもつ、御高祖頭巾をまとった少女・月乃。 炎を操り、変化を得意とする妖狼・火噛(ホノガミ)。 太一は彼らを見込んで、夜ごと母を連れ去る不気味な白装束の女についての相談を持ちかけるのだが…… 様々な不思議と出会いながら、精一杯に生きる意味をさぐり奮闘する、幕末伝奇物語。開幕。 ※この作品は、カクヨム、pixivでも同時公開しています。

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり

    読了目安時間:1時間14分

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  • よあけまえのキミへ

    ライトな乙女ゲー世界観の時代劇!

    3,610

    0


    2023年1月3日更新

    時は幕末。 二月前に父を亡くした少女、天野美湖(あまのみこ)は、ある日川辺で一枚の写真を拾った。 落とし主を探すべく奔走するうちに、拾い物が次々と縁をつなぎ、彼女の前にはやがて導かれるように六人の志士が集う。 広がる人脈に胸を弾ませていた美湖だったが、そんな日常は、やがてゆるやかに崩れ始めるのだった。 京の町を揺るがす不穏な連続放火事件を軸に、幕末に生きる人々の日常と非日常を描いた物語。 ※実在の人物や集団が多く登場しますが、メインのストーリーは架空の事件の推理&解決と、恋愛です。 完結済みのものをアップしていきますので、安心してお付き合いください。

    • 残酷描写あり

    読了目安時間:6時間30分

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  • 彼岸の桜

    勉強会④用、一人称の短編。

    600

    10


    2022年12月26日更新

    慶応四年、戊辰戦争の最中。 新選組は、かつての華々しい活躍から転じ、斜陽の一途を辿っていた。 戦で倒れる者、隊を離脱する者、それでも残る者。 一番組長・沖田総司は、患っていた肺病が悪化、戦線を退き、千駄ヶ谷の植木屋で療養する事に。 副長・土方歳三は、戦の合間を縫い、沖田に会いに行く。

    読了目安時間:3分

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  • 真夜中の侍たち~part1~

    自信作パート2です!

    400

    0


    2022年12月3日更新

    新時代へ突入した日本。元侍で街の悪人を始末してきた男は、廃刀令によって完全に侍の立場がなくなってしまい、悪人成敗を辞めてしまうのだが、そんなある日1人の農民の爺さんから依頼される……。 「頼む。オラの家族を殺した殺人鬼を殺してくれ!」 許せね悪は、存在するのか? 男の決意は如何に……。

    読了目安時間:2分

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  • ある空の下で

    (ノベプラ課題参加用)

    1,100

    0


    2022年11月23日更新

    ノベプラ課題参加用の作品になります。 新選組を描いております。

    読了目安時間:3分

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  • 豊玉宗匠の憂鬱

    幕末、新選組。土方さん俳句ネタ、ギャグ。

    1,500

    0


    2023年1月22日更新

    1860年、暮れ。 後の新選組 副長、土方歳三は、 机の前で、と或る問題に直面していた――。 ※「小説家にな●うラジオ」ネタ有り。

    読了目安時間:3分

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  • 散華の庭

    幕末、新選組。土方と、沖田の話。

    1,100

    0


    2022年11月6日更新

    慶応四年、戊辰戦争の最中。 新選組 一番組長・沖田総司は、 患った肺病の療養の為、千駄ヶ谷の植木屋に身を寄せる。 戦線 復帰を望む沖田だが、 刻一刻と迫る死期が、彼の心に、暗い影を落とす。 その頃、副長・土方歳三は、 宇都宮で、新政府軍と戦っていた――。

    読了目安時間:12分

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  • 泡沫の魚

    幕末、土佐藩。岡田以蔵と武市半平太の話。

    1,200

    0


    2023年6月22日更新

    安政二年。 後に「人斬り以蔵」の異名を取る、 土佐藩士・岡田以蔵は、 師と仰ぐ、武市瑞山(半平太)の、道場に入門する。 若かりし以蔵と、武市先生の、道場での一日。

    読了目安時間:3分

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  • 女衒の流儀

    幕末の江戸で変な喧嘩と遊女の恋を描きます

    15,900

    110


    2022年9月29日更新

    時は慶応四年(1868年)。 大政奉還が行われたにも関わらず、迫る官軍の影に江戸の人々は怯え、一部の武士は上野寛永寺に立てこもって徹底抗戦の構えを見せている。 若き御家人・能谷桑二郎も又、上野へ行く意思を固めていた。 吉原へ一晩泊り、馴染みの遊女・汐路と熱い一時を過ごしたのも、この世の未練を断ち切る為だ。 翌朝、郭を出た桑二郎は、旧知の武士・戸倉伊助が「田吾作」と名乗る奇妙な女衒相手に往来で刀を抜き、手も足も出ない光景を目の当たりにする。 長い六尺棒を豪快に振るう田吾作の動きは何処か薩摩・示現流を彷彿させるもので、もしや密偵か、と勘繰る桑二郎。 伊助の仇を打つ名目で田吾作に喧嘩を売るものの、二人の戦いの行方は、汐路を巻き込み、彼の想定とは違う方向へ進んでいくのだった……。 アルファポリス、エブリスタ、小説家になろう、にも投稿しております。

    • 暴力描写あり

    読了目安時間:21分

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  • 群青の雲

    頃は幕末 絵描きの話をしよう

    28,200

    160


    2023年8月27日更新

    ※(前半)改稿を予定しています。 基本的な話の筋は変わりませんが、少し補足的に入れたい部分があるので。お読みいただく分にはかまいません。 よろしくお願いします。 幕藩体制の弱体化と矛盾が誰の目にも明らかになってきた幕末。 京狩野(きょうがのう)の家に生まれた晋三(しんぞう)は書を読み、絵を描くことが好きだった。 だが両親は狂言師になれという。 初めは面白く思ったものの、やはり絵師の血はそれを許さなかった。京のあちらこちらで模写した絵巻は八十九巻を数える。 晋三は狩野永恭(かのうえいきょう)と画号を与えられたが、描きはじめたものは狩野派の絵ではなく「やまと絵」と言われる柔らかく艶(あで)やかな絵だった。 永恭と出会った綾野(あやの)という年下の少年も絵の道に進むことになる。 永恭から金儲けの匂いを嗅ぎ取った綾野は、押しかけて行った先で目にした「やまと絵」に魅了され、本気で弟子入りを志願することになったのだ。 わがままな師匠は弟子を振り回し、弟子はそれでも師匠について行く。それは終生変わることがなかった。 永恭は自分の好きな王朝文化をその場に実現させるために、絵ばかりではなく身の回り全てを変えていく。 名を冷泉為恭(れいぜいためちか)と改め、公家風の屋敷に住み、衣服も袍(ほう)や狩衣(かりぎぬ)を着るといった具合だ。 泰平(たいへい)の世は黒船の襲来と共に終わる。 攘夷派と開国派の対立が起こり、否応なしに京(みやこ)はそれに飲み込まれていく。 「私は絵が描きたいだけなんやけどなあ」 そう言っていた為恭も例外ではなかった。 冷泉為恭は、当時衰退していた「やまと絵」を描き続け、復古やまと絵の代表的絵師と呼ばれるようになった。 彼の美しい濃彩画(のうさいが)は今も各地に残る。 ▽▽▽▽▽ 本文の右上「Aa設定」から縦組みを設定してくださると読みやすいかもしれません。 お好みですが、よろしければお試しください。 ▽▽▽▽▽ 参考文献 本文末に掲載します。 ▽▽▽▽▽ 似非京言葉が出てきますが深読みするようなものではありません。 そのままの意味で捉えてください。でないと話が進まないので笑 むしろ言葉のおかしなところがあったら教えてください。よろしくお願いします(切実)

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:3時間2分

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  • 義烈の嵐 神風連の乱(事変)

    執筆初心者です。

    8,300

    0


    2022年7月25日更新

    保守思想の起源である明治初頭の士族反乱。 その中で最も動機的異彩を放つ、明治九年熊本で起こった「神風連事変」宇気比によって決起した烈士達の思想背景やその人物を描く。

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり

    読了目安時間:38分

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  • 幕末信長伝【短編】

    もしも織田信長が幕末にいたら?

    2,400

    0


    2022年7月17日更新

    織田信長が幕末にタイムスリップしたらという小説。 壬生浪士組から新選組へと改称するときのこと。 実験的な小説です。

    読了目安時間:5分

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  • 朱に染まる

    現代語(12歳等)が含まれております。

    100

    0


    2022年7月10日更新

    時は幕末──貧しい家庭の中で、一人の小さな女の赤子が産まれた。 産み親である母、朱音さつは、希望がある未来を見つけ出し、多くの人々に愛される様に…母はそう願い、彼女は、赤子に片仮名でメイと名付けた。 メイは妹の紗南に懐かれ、たった一人の唯一の友達、東雲せつと仲良くなる。 だが、そんな幸せな日々は、そう長くは続かなかった──。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ※本作は、「倒幕魔法使い☆坂本龍馬」の番外編で御座います。 エブリスタ、アルファポリスにも投稿しております。 死、鬱展開、ファンタジーの描写が御座いますので、それらを受け付けられない方は、ブラウザバックを推奨致します。 表紙の製作者様 ぽっぷこーん注意報様(https://twitter.com/pop_pop_oekaki?s=21&t=m8DaQqBTJAgk4mgQoT1cMQ)

    読了目安時間:9分

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  • 北の屍王

    箱館戦争の明治時代伝奇

    45,600

    320


    2022年6月26日更新

    新選組の山野八十八が蝦夷地で死なざる者――屍士と戦う! 鳥羽伏見の戦いから敗走してきた旧幕府軍は北の果て蝦夷地にあった。 山野八十八は蝦夷島政府の土方歳三から、遊郭での殺しの探索を命じられる。 そこで八十八は死してなお動く亡骸に遭遇する。 新政府軍の総攻撃を受ける蝦夷地で八十八と屍士との死闘が始まる。 ★ノベルアップ+掲載の短編「星のつるぎ」を長編化した作品になります。 【表紙絵作成】 超小兎さん 【表紙絵素材】 ・adobe stock ・在庫処分さん(Picrew)

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:1時間9分

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  • チルーの拳 琉球美少女拳士の闘いと恋の物語

    この強い女の子は実在したのです!

    7,300

    0


    2021年11月21日更新

    主人公は美少女!そしてめちゃくちゃに強い!ありきたりなキャラ設定と思いましたか?でも実は彼女は実在したのです。 19世紀の琉球王国(現在の沖縄県)に実在した、類まれなる美少女でありながら最強・無敵の唐手(トーデ=現在の空手)の使い手であった、”与那嶺の武士”こと与那嶺チルーの物語。 裕福な商家に生まれたチルーは、美しい容姿の少女であったが幼少のころより手組(沖縄相撲の原型)を好み、力比べでは男子でも敵うもの無しの剛腕の持ち主。 そんなチルーの父親の悩みは、このお転婆娘を嫁に貰ってくれる男が居るだろうか・・ということ。 ある日、妹のカミーとふたりで川に涼みに出かけたときに乱暴者に危うく凌辱されそうになったことがきっかけで、トーデの使い手に弟子入りを志願する。美少女拳士・チルーの闘いと恋の物語。 ※この作品は史実にヒントを得たフィクションです。時代考証、特に沖縄空手史に関する考証は作者の個人研究に基づくものであり、異説・諸説あると思われますが、物語の進行のため断定的に書き進めておりますのでご了承ねがいます。

    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:2時間47分

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  • いけず

    いけず、と呟いた。鼻の奥がつんとする。

    3,300

    200


    2021年9月22日更新

    沖田総司は寝付いている。 ろくに食べもせず、飄々として弱っていく。 沖田様は、生きたいと思うてはらへんのやろか。 透き通って消えてしまいそうや。 町娘の御料理奮闘記。 氷月あやの名義でアンソロジー収録済み。 富士見L文庫『飯テロ 真夜中に読めない20人の美味しい物語』

    読了目安時間:11分

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