戦争で犠牲になるのは立場の弱い者たちというのが現実。 かの国の大統領夫人からの犠牲になった子どもたち一人一人の名前を出したメッセージは、ニュースでは数字として扱われる犠牲者がそれぞれの人生を生きてきたことを訴えかけてきて泣いてしまいます。 「一人の死は悲劇だが、大勢の死は統計上の数字に過ぎない」と言ったのは誰でしたっけか。 パンデミックの感染者数や死亡者数でもそうですが、どこかで、どうしても他人事として「増えた」だの「減った」だのと数字として見ている自分がいます。 かの国の国旗の青と黄の色は一説では青空と向日葵の色だそうです。(もっとも、空と小麦説のほうが有力らしいですが…) また、向日葵は攻め込んでいる側の国花でもあります。 双方ともに明るい未来へ顔を向けてほしいものですね。 以前沖縄戦を描いた短編で戦争を直接描写で発表することには心情的に抵抗があったのですが、自己満足に過ぎないながらも形にはしておきたく、拙い文章で恐縮しつつ綴りました。 みんなが幸せになれたらいいのに!
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