幻想小説

検索結果:32件

  • 鐘の音色が消える時

    この街は、鐘の音色で成り立っている

    11,600

    10


    2023年5月14日更新

    アムリナは、鐘の音色が朝から晩まで途切れることなく鳴り響く街として知られている。 街中には無数の鐘撞き台が設けられており、「鐘譜」と呼ばれる楽譜に従って、正確に鐘が鳴らされている。 アムリナは、鐘の音色が鳴り響く間しか存在できない街だ。だから、鐘の音色を絶やさぬようにしているのだと語る者もいる。 事の真相はよく分からない。ただ、確かなのは、アムリナの街から鐘の音色が消えたことはかつてなかったし、これからもないだろうと街の人々が信じているということだ。 これは、鐘の音色に包まれた街で起きた、少し不思議な物語。 ※第18回書き出し祭り参加作品です。 ※イラストは天崎剣様に描いていただきました。

    読了目安時間:19分

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  • 黒竜の呼び声

    その魔道保管所からは奇妙な杖が発見された

    5,500

    20


    2023年5月14日更新

    娘は杖に導かれ、黒竜と相まみえた。 黒竜の願いに耳を傾け、長じて後にその願いを叶えるために奔走した。 それがいかに愚かなことであるかを、知る由もなく。

    読了目安時間:6分

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  • 嘘読書日記

    徒然な架空読書日記

    7,000

    0


    2023年5月2日更新

  • 罪の味

    そのクロノグラスは、浜辺に落ちていた

    3,608

    71


    2023年4月3日更新

    朝、浜辺を歩いていたリタは一個のクロノグラスが落ちているのを見かける。 拾い上げると、傷一つなく、高価そうなものだった。 リタはこれを屑屋に売ろうと考え、持ち帰る。 それが、全ての始まりになるとも知らずに……。 ※「魔法のお守り」短編小説コンテスト参加作品です。

    読了目安時間:12分

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  • 幻想風景録

    圧倒的幻想は短さの中にある

    6,500

    0


    2023年3月17日更新

    幻想的な風景は、短い物語の中にある。 長々と語るよりも、短くサラリと語られるほうがより美しい時もあるのだ。 そのような思いで作られた、400字以内の幻想的な風景録。

    読了目安時間:29分

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  • 不思議な日常

    日常には常に不思議が混じっている

    50,500

    560


    2023年3月17日更新

    不思議なことが普通に起きる日常風景を描いた掌編集です。 家で職場で道端で、不思議なことは常に起きるものなのです。

    読了目安時間:31分

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  • アナトリア夜話

    それは、ひと時の夢のような物語たち

    6,300

    30


    2023年2月19日更新

    アナトリアには実に様々な種族が住んでいる。 人間、龍、妖精、アルト(人魚)、獣人……。 それぞれの者たちが、時に悩みながらも生きている。 これは、そんな世界で起きた不思議なできごとを伝える物語たち。 ※イラストは植物生まれ様に描いていただきました。

    読了目安時間:7分

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  • 1分ファンタジー~異世界ファンタジー編~

    400字以内の異世界ファンタジー

    47,110

    552


    2023年1月10日更新

    400字以内でつづられる、不思議な世界。 人魚が空へとはばたき、魔法使いが魔法陣と恋に落ちる。 そんな一風変わった、一分で読める異世界ファンタジーを集めました。 ※イラストは植物生まれ様(https://skima.jp/profile?id=91100)に描いていただきました。

    読了目安時間:1時間15分

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  • 兎の波

    今年も海が十二支を運んで来る

    4,300

    80


    2023年1月1日更新

    新年の明けた早朝に、浜辺で網を構える。 白い波が現れて、それが見る見るうちに近付いて来る。 最初は波だと思っていたものが、近付いて来ると形を変える。 元旦に海が運ぶのは波ではない。 十二支なのだ。

    読了目安時間:4分

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  • 同行二人

    わたしたちはどこにたどりつくのか。

    0

    0


    2022年12月24日更新

    妻が、お遍路さんに行きたいと言い出した。わたしは妻に連れられて、八十八カ所の霊場巡りの旅に出る。だが、旅を続けるにつれて、わたしと妻の回りには——。 (物語の必要上、かならずしも現実のお遍路に即していません。ご了承下さい)

    読了目安時間:11分

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  • 月とマンモス

    決して、この石を落とさないでください

    5,300

    170


    2022年12月24日更新

    大学生の朱莉は、大学からの帰り道にとある屋台を見かける。 そこでは、「風景石」と呼ばれる石が売られていた。 石の中には奇妙な風景が閉じ込められていた。 朱莉は一つ一つ石の中を覗き込み、最後にとある石を買うことになる。 それは、今ではもう見られない太古の風景、氷河期が閉じ込められた石だった……。

    読了目安時間:15分

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  • 海月の骨

    語らないことはいいことさ

    5,400

    0


    2022年11月25日更新

    海の底には月が沈んでいる。 海月と私は呼んでいる。 海月からは骨が採れる。 私は相棒のアーナと一緒に夜の海へと潜り、この骨を採取する。 それが、私たちの商売なのだ。

    読了目安時間:4分

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  • 姫君炎

    歯茎から姫君たちがこぼれ出る

    3,500

    0


    2022年11月12日更新

    姫君炎のお嬢様の歯茎から、夜中に姫君たちがこぼれ始めた。 歯科医のエレーネ先生は、すでに外に出てしまっている。 侍女であるリーナは仕方なく、素人仕事ながらお嬢様の治療に当たることになる……。

    読了目安時間:5分

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  • 痛みの星布

    時よ、私に意味を届けないで

    9,000

    20


    2022年10月22日更新

    星編師のエミーリアは、流れ星が伝える振動を糸にして星布を織り上げることができる。 今夜も彼女は、星布を織り上げる。 だが、その表情にはいつもとは違い、鬼気迫るものが宿っていた。

    読了目安時間:4分

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  • 嘔吐綺譚

    美しき嘔吐の世界へようこそ

    3,700

    0


    2022年10月9日更新

    嘔吐、ゲロ、吐瀉物。 本来であれば、汚いという気持ちを喚起させる存在。 それを使って仕立て上げた、奇妙な物語たちの世界をご覧ください。 きっと、アナタのお気に入りの嘔吐が見つかるはずです。

    読了目安時間:4分

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  • 波の恋

    その波は、ある男に恋をした

    1,700

    10


    2022年7月13日更新

    波をテーマにした幻想小説。 穏やかな波、荒れ狂う波、そのどれもが美しい。

    読了目安時間:6分

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  • 海の瞳は眠らない

    ああ、彼女は海の瞳(め)をしている。

    26,500

    未参加


    2022年6月11日更新

    「……御越しになられると想っていました」 嵐で船が難破し、砂浜に漂着した《私》は光に誘われて、灯台にたどりついた。灯台には男物の水兵服を着た、うら若き娘がひとり。灯台守と名乗るその娘は優しく微笑みかけて、招かれざる客であるはずの《私》を迎えいれる。彼女は先祖代々灯台に勤務する家系であり、夜標を絶やすことなく灯しながら、水兵である夫の帰りを待ち続けているのだという。 「かならず、還ってきますよ。ここはそういう岬ですから。流れつくんです、あらゆる海に落ちたものが」 ☆☆☆ GENSEKIコラボコンテスト《海をまとう》参加作です 「なつ」さま。素敵なイラストをお借りさせていただき、ありがとうございます

    読了目安時間:13分

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  • 桜と、夢と、わたし

    幻想掌編。

    400

    10


    2022年5月14日更新

    最近、「私」は、立て続けに不思議な夢を見る。夢に気をとられている私を心配する夫。だが、夢は毎日続いていく。私は、夢の中で、一本の道を歩く。そして——。 二千字の掌編です。 小説家になろう様の公式企画「春の推理2022」に向けて書きました。でも、書き上がったもののどこにも「推理」はありませんでした。

    読了目安時間:4分

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  • 四文想像帳

    たった四文で世界が描ける

    12,400

    0


    2022年4月16日更新

    古本屋に、4つの文だけで構成された物語をまとめた本が売られていた。 全部で1000もの物語が収録されているらしい。 1000の物語。それは、1000の世界を巡るに等しいのではないだろうか。 そう考えるとなんとも楽しい気持ちになったので、私はレジで昼寝をしている店主の元へと、本を持って行った。

    読了目安時間:43分

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  • 不死鳥を飼う

    激安アパートに入る条件、それは、不死鳥を

    3,600

    0


    2022年3月30日更新

    大学入学を機に家賃が激安のアパートを探し求めていた私は、駅やスーパーに近く管理費込みで3万円の部屋を不動産屋から紹介される。 ただ、この部屋に入るのには条件があった。 それは、部屋にいる不死鳥を飼うということで……。 大学1年生と不死鳥が織り成す不思議なお話。 ※表紙イラストは些細ツキ様(https://skima.jp/profile?id=66967)に描いていただきました。

    読了目安時間:6分

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  • 頁一枚の物語を《掌篇集》

    小説になれなかった物語の図書館にようこそ

    16,300

    未参加


    2022年3月4日更新

    ここに集められているのは《小説未満》の物語ばかりです。 その頁に綴られた関係や風景に到るまでの物語は喪われ、これから完結することもなく。 恋ならば実らず、戦いならば勝敗は決さず、謎は永遠に解かれない。 ばらばらに散ってしまった頁を一枚だけ、拾いあげたような。本棚から背表紙を撰んで、ぱらぱらとめくりながら指のとまった頁を読むような。 頁一枚の風景、頁一枚の悲劇、頁一枚の愛憎、頁一枚の。 小説にはなれなくても、物語であるかぎりは。 あなたの琴線に触れる頁があれば、幸いでございます。 *頁一枚は便宜上です。一話千字から二千字を心掛けています。 *こちらの小説はカクヨム様でも連載しています

    読了目安時間:12分

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  • 龍娘アデレードの行商旅行記

    膨張を続ける世界を旅する

    30,663

    788


    2022年1月30日更新

    ルナトゥーク。 それは、外へ向かって果てしなく膨張を続けている世界。 そんなルナトゥークで行商をしている龍族の娘アデレードは、行商の旅の中で様々な場所を巡り歩くことになる。 語り部ばかりが集う街、浜辺に作られた巨大な山、鯨の墓場がある街道など、特徴的な街や風景の数々が彼女を迎える。 アデレードは今日も旅をするだろう。 無限に広がるルナトゥーク、そこにある不思議な光景を目に焼き付けながら……。

    読了目安時間:3時間30分

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  • 蓬莱桃源譚

    テーマは【クローバー】と【約束】です。

    0

    0


    2021年12月25日更新

    ある日、事故によりプロバレリーナの夢を絶たれた麻耶は『どんな病気や怪我も治してくれる仙人』の伝説が残る蓬莱山へと足を運ぶ。深い霧の中、息も絶え絶えの彼女が辿り着いたのは煌びやかな楼閣・桃源楼だった。麻耶が思わず呆気にとられていると、楼閣から赤いチーパオを身に纏った女性が姿を現す。 ――「おや、人の気配がすると思って出てみれば……随分とまあ愛らしいお嬢さんだねえ」 この作品はkindleにて『CLOVER LIFE』/電子Bグループで参加させて頂いた作品です。

    読了目安時間:33分

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  • 夢から覚めてしまう前に

    それは一瞬の出来事で、美しく残るもの。

    104,400

    810


    2021年11月19日更新

    それは一瞬の出来事で、美しく人々の心に残るもの。 この短編集は、どこかで暮らす人々の、日常の中の一瞬を切り取った作品が集まります。 時に漣に消えゆくように、朝焼けの儚い光に照らされるように、か細い音色が織りなす音楽のように、そんなお話を載せていく予定です。

    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:2時間26分

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  • セキトウオウリョクセイランシ

    神に祈っても色なんて戻らない

    800

    0


    2021年10月9日更新

    1年前にツキヒホシ様(@blackbird828)様に頂いたタイトル「セキトウオウリョクセイランシ」で物語を書いたことがありました。その話は、色々あって消してしまったのですが、今回、試しにもう一度、要素などを記憶に頼りながら書いてみました。 1年前の自分と対局した結果は、見事な完敗に終わったという印象ですが、よろしくお願いいたします。

    読了目安時間:5分

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  • バラ窓

    あの宿屋は、異世界に繋がっていたのだ

    1,400

    0


    2021年9月21日更新

    世界中を旅して巡るのが趣味の主人公が泊まった宿屋の部屋にはバラ窓が付けられていた。 この宿屋のどの部屋にもバラ窓は付けられているというのだが……。 異世界ファンタジーの世界も、視点を変えればホラーになる、そんなお話。 ※イラストは植物生まれ様(https://skima.jp/profile?id=91100)に描いていただきました。

    読了目安時間:6分

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  • 青空のカンバス

    それ、その顔なんだよねぇ

    700

    0


    2021年9月20日更新

    街の依頼で青空に雲で絵を描くことを仕事にしている茜の助手である咲は、夕方になって西の方にいい夕焼けがあることに気付く。 だが、茜は気付いていないように思えた咲は、仕方なく足場を使って上へ向かうことになる……。 軽いタッチの現代ファンタジー。

    読了目安時間:6分

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  • 神の指

    その指は、世界を導き出す

    0

    0


    2021年9月19日更新

    フッと浮かんだ原稿用紙2枚程度の掌編です。 よろしくお願いします。 ※表紙イラストははあままつ様(https://ama-mt.tumblr.com/)のフリーアイコンを使用しています。

    読了目安時間:1分

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  • 『残酷な童話』

    一人ぼっちの少女の猟奇譚。

    1,200

    0


    2021年5月30日更新

    主人公の空夜(ソラヨ)は十代の猟奇殺人犯だ。 主人公の空夜は彼女だけが見える友達ミヨちゃんと一緒に異形と怪異の巣食う世界を旅する。 胸糞、不謹慎、サイコホラー。公序良俗から完全に逆走しているコンプラ、ギリギリの作品を目指しています。 幻想小説テイストも入れています。

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:1時間10分

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  • Separation after darkness

    自分の知らない世界に触れたい方へ

    15,300

    250


    2020年12月20日更新

    少し不思議な短編を掲載しています。 頭空っぽで読んで下さって大丈夫です。 もちろん、考えてくださっても嬉しいです。 最初からではなく、目についたタイトルを読んで頂けると、捗るかもしれません。 いろいろ疲れてしまって、大切な何かを比喩したかったんだけど忘れてしまった人へ、届くと嬉しいです。 いろんな比喩を書いてます。

    読了目安時間:1時間59分

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