編集界隈、そこではライトノベルジャンルの一つに対してこんな言葉がある。 『ラブコメは付き合ったらお終いである』 高校一年でライトノベル作家としてデビューし、残念なことに打ち切りになってしまった東堂弥生は、担当編集にその言葉を教えられた。 昨今ラブコメがブームを迎えている頃、「ラブコメに挑戦してみませんか?」という編集からの言葉で弥生はラブコメに挑戦するも、企画書の段階でまたしてもボツを言い渡されてしまう。 そして、オリジナリティを求めようとした時、担当編集編集にこう言われた—―― 「では、次は『付き合ってから』のラブコメを書いてみましょう」 だが、弥生は『付き合うまで』のラブコメが強く意識として根付いており、『付き合ってからのラブコメ』が想像できなかった。 そんな時、弥生の彼女である睦月がその話を聞いて—―― 「何言ってるんですか先輩っ! 付き合ってからの恋愛の方が一番楽しいに決まっているじゃないですか!」 そして、弥生は睦月と共に『付き合ってから』のラブコメをすることに──── これは、一つの作品を作る高校生作家が小悪魔系な彼女と『イチャイチャ』して作品を作り上げていく物語である―――― 「不法侵入に伴って、野生のポリスメンがっ!」 「待ってください先輩っ! 可愛い可愛い彼女を警察に突き出すつもりですか!?」 ※これはあくまでフィクションです
読了目安時間:3時間10分
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