明智光秀の娘を主人公に、女性とお金の新しい視点で戦争の歴史を描きます。 『平和』は容易に作れるものではありません! 歴史から『人間の本質』を学び、『本当の敵』を見極めなければならないのです。 わたしは、それを目的に歴史小説を描くことにしました。 1582年6月2日早朝。 日本史上最大の暗殺事件、本能寺の変が起こります。 織田信長を討ったのは…… 彼が最も重く用いた明智光秀でした。 平和な世を目指していたはずの2人。 一体、何が起こったのでしょうか? 鋭い洞察力を持つ光秀の長女・凛。 事件の前日、彼女にはある予感がありました。 「『戦いの黒幕』たちが動き出してしまう…… 新たな『闘い』が始まるかもしれません」 と。 光秀は、なぜ信長を討ったのでしょうか? 戦いの黒幕の正体とは? 凛の言う、新たな闘いとは? 【前編・第壱章から第八章まで】 凛の政略結婚から本能寺の変までを描きます。 「人は、どう生きるべきか?」 「人生の目的は何?」 「わたしに与えられた使命は何?」 彼女は幼いときから不思議なことを考える少女でした。 そして、ある『書物』との出会いが彼女の生き方を大きく左右するのです。 視点人物として…… 凛と同じく『英雄』を父に持つ武田信玄の子・勝頼と、毛利元就の子・隆景の2人を加えます。 偉大な父のしたことは決して『正しい』とは言えず、『時代遅れ』になっていました。 正しい方向に変えようと志す2人に数多くの試練が襲い掛かるのです。 【後編・第九章から最終章まで】 信長は、光秀の家臣・斎藤利三軍によって討たれます。 『大罪人の娘』となった凛とその妹・珠[ガラシャ]。 2人の命は一つの『密約』によって保障されていました。 凛は商人の中へ、珠は南蛮人の中へ自らを送り込み、黒幕との闘いを始めます。 もう一人の大罪人の娘、斎藤利三の娘・福。 彼女は『切り札』として江戸幕府に送り込まれました。 徳川家康より孫・家光の乳母に任命されます。 やがて幕府を意のままに操り、天皇から春日局の称号をもらい『女帝』として君臨するのです。 『戦いの黒幕』たちとの全面対決が始まります! 江戸建設、貨幣新造、国産化、鎖国、参勤交代などの政策を次々と打ちます。 およそ250年続いた平和な世・江戸時代は、どのようにして達成できたのでしょうか? (他、いずもカリーシで掲載しています)
読了目安時間:2時間17分
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