二十二歳 この歳になって初めて、自分の脳が他の人の脳とは違うと知った 発達障がい 仕事もダメ、人付き合いもダメ、全部うまくいかない、できない それでも僕は、みんなと同じように誰かを好きになって 愛することができると知った 初めて愛してしまった人をなんとか喜ばせるため、彼は様々なことに気がつきます 自分はどんな人間か 生きるために何をするべきか 仕事とどう向き合うのか 人とどう向き合うのか 自分に何ができるのか 普通とはなんなのか 恋愛×遅く訪れた青春×ヒューマンドラマ 暗くはないです アルファポリス第1回ライト文芸大賞 優秀賞 (↑改稿して転載) ―――――――― ・この作品の主人公は発達障がいであると設定していますが、行動や言動が全て発達障がいであるからとは限りません。診断を受けた方のお話を参考にはしておりますが、作品に出てくる内容は多くの中のほんの一例にすぎません。 ・主人公は自分も自分の個性と、わからないながらに向き合います。物語の序盤には「障がい」と「個性」が混同するという内容が含まれます。 ・作中、主人公と向き合い主人公を理解しようと奮闘する支援者も出てきますが、向き合い方などについてもこれが必ずしも正しいとは限りません。 (『冊子「虎の巻」シリーズ~発達障がいのある人たちへの八つの支援ポイント~』出典:札幌市保健福祉局障がい保健福祉部障がい福祉課 ※作中出てくるものです)