忘れたくても忘れられない過去。 真実から目をそらし続けた彼らは その報いをうける・・・ 登場人物 斎藤 大真(さいとう たいし) 高校1年の男子 西土 埋(にしど まい) 高校1年の女子 丹山 友里(にやま ゆうり) 高校2年の女子 暮西 日乃空(くれにし ひのあ) 中学2年の女子 夕四 ミヨ(ゆうし みよ) 中学2年の女子 与域田 乃明(よいきだ のあ) 中学3年の女子 幅島 明子(そえじま あきこ) 大真の母方の叔母 幅島 十郎(そえじま じゅうろう) 大真の母方の叔母の旦那 隣町の刑事 日津見 知人 (ひつみ のりと) 大真たちの住む町の隣町にある警察署に 勤務する中年の刑事。 作中用語注釈 上山市(かみやまし)首籤町(おびとくしちょう) 少し田舎なのどかな町。 その昔、山間にあった荒地を開墾し栄えたとされるおり、 今でも農業が盛んな場所。 与域山(よいきやま) 町のはずれに昔からある山。 その昔、先人たちがこの地を開墾しようとした際に 土砂崩れなどの災害が起きた。 しかし、死傷者は一人も出ず皆が無事であったこと 田畑の被害も最小限で済んだことから 人々は『山に住む神様が我らを守ってくださった』のだと 感謝し崇めたとされる言い伝えがある。 与域神社(よいきじんじゃ) 与域山に住み人々を守っている神様を崇め、 感謝するための神社。 毎年春夏秋冬に合わせて4回奉納が行われている。 ひまわり畑 与域山の裏手に開けた場所があり、 夏になると一面ひまわりが咲いている場所。
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