魔女と悪魔。 人の姿を模しながら、人ならざる力を抱く者たち。 陽の光を浴びて生きる人間たちとは相反する、静かな夜の住人たち。 深く交わらぬよう棲み分ける、当たり前の世界。 そんな街に引っ越してきた、人の影。 魔力を宿して光る大樹がそびえる、街の中心、丘の上。 いつの間にやらそこにあった、ささやかな家。 そこに住まう、ふたりの子供。 ――これは、大人になりそこねた魔女と悪魔の物語。 『陽の光の下で、人間と一緒に生きていこう』 そう決意して、手をとりあった、子供たちの物語。 ※夜間のイラストは伊藤あう様(@AU__Ito)に、 昼間のイラストは弥生がるた様(@A_taisa)に、それぞれ手がけていただきました。 無断使用、無断転載はおやめください。 ※暴力表現のセルフレイティングは念のためです。基本、戦闘も流血もありません。 ※この作品は、自作「街外れ、半人前、ふたりぼっち」の続編となります。 そちらを読まなくても楽しんでいただける内容にしておりますが、よろしければ。
読了目安時間:1時間20分
この作品を読む