僕の好きな人は不思議だった。 いつも笑っていて、話が面白くて、 塾で席が隣という関係性だけでも僕たちは本当に仲良くなれた。はずだった。 彼女は僕の前から消えた。 理由もさよならの言葉も言わずに‥。 走ってはいけない。 恨んではいけない。 わかっているつもりなのに。 【お知らせ】 本作品には直接的な表現はできるだけ避けているものの、大規模感染症や交通事故について取り扱うシーンを想定しています。お読みになる上で気分を害する可能性がありますので先にご報告させて頂きます。体調に異変を感じた場合は速やかに読むのを止め、状況に応じて医療機関を受診して下さい。また、その際の責任的負担(診療費等)の一切は負いかねます。予めご了承下さい。
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