悦史は妻の茜を病気で亡くす。「死ぬまで嘘はつかない」。高校時代につきあい始めた、それが二人の約束だった。茜の死から三年過ぎた。悦史は会社の後輩・恵美に「先輩を異性として意識してます」と打ち明けられる。茜が死に際に言った台詞について、悦史はもう一度考える。どんな想いで茜はあんな言葉を口にしたのだろう――。あえて「テンプレ」だけで構成してみました。 ※「掌編小説」の名義でTwitterに140字小説を投稿しています(https://twitter.com/l3osQbTDUSKbInn)。イラストは絵師・漫画家のミカスケ(イトノコ)さんの作品です(https://twitter.com/misokooekaki)
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