表紙絵:リティカル(頂き物。望木ロイチ様作) 冥王城勤務の研究者・リティカルは、強化戦士の研究開発を行う『アイディアル・プロジェクト』の副研究長であった。 ある日、リティカルは理論的には存在するとされていたが、長らく机上の存在でしかなかった『魔導神経』の生成法を偶然発見する。しかし、その後、どうやっても魔導神経の生成を再現することはできなかった。 リティカルは完全に再現する方法を確立するまではまだこの事実を伏せておくべきだと思っていた。 だが、彼女の上司であり、プロジェクトの研究長である天才科学者・Dr.ジョーは功を焦り、実証的なデータを得たいがため、秘密裏に一般の冥界人を拉致して魔導神経の実験をし始め、大量の死人を出したのだ。 冥王アメリカーンは怒り狂い、Dr.ジョーを捕えようとしたが、稀代の天才である彼は魔導神経の完璧な再現に成功した直後、魔界に研究成果を持って逃げ出していた。 冥王の理不尽な怒りの矛先は、魔導神経を発見した次席の責任者であるリティカルへ向かう。 ※この小説は小説ストーリーテラー(現在閲覧不可)に掲載されていたものです。 ※小説化になろう、カクヨムでも掲載しております。
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