綺麗な満月の夜、妹は見るも無残な姿で見つかった。 腐った街、権力により妨害される裁き、碧い月明かりの下で笑うのは碧眼の殺人鬼。 両足義足の道化師は愛する妹のため復讐を誓う。 これは碧眼の死神に惑わされた物語。 ──道化師の復讐譚:第一部「夢幻の碧い月」 混沌と無秩序の無法地帯、最下層と呼ばれる橋の向こう側。 すべての歯車が狂ったのは貴族の街、一番街での出来事。 碧眼の殺人鬼が生まれた経緯を、彼自身はもう覚えていないけれど。 これは碧眼の死神に忘れられた物語。 ──最下層の群像劇:第二部「泡沫の碧い空」 天使の救済の手でも悪魔の堕落の手でもどちらでもよかったのだ。 ただ、その手に命を救われた。 それは白々と明けていく光のように。 これは碧眼の死神に救われた物語。 ──死神と奴隷少女:第三部「薄明の碧い光」 「橋の向こう側に行ってはいけないよ。あの街には化物がいる」 幸福と救済にまつわるCRACKPOTシリーズ、『碧』の三部作。 現在第三部『薄明の碧い光』準備中。 ※セルフレイティング全てにチェックが入る話です。 ※登場人物に常識と倫理が備わっていない描写が多いです。 ※各種犯罪行為の容認・推奨は一切しておりません。
読了目安時間:7時間30分
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