現神噺
真樹叶
現代/その他ファンタジー
長編
4話
15,898字
2022年8月8日更新
至って彼女は平凡だった……前触れなく、自身の記憶を喪うまでは。 2016年9月某日 ――旧暦・神在月。 神々が集う地として名高い、日本の地『神来社/からいと』で起こる、境内丸ごとの神隠し。記憶が無くなって間もない女性も、神隠しを始めとした奇怪な事件へ巻き込まれていく。 時を同じくして、偶然か又は必然か。現代を生きるシャーマンとその弟子、アンジュとクカルと言う名の異邦人は、来訪地である神来社の事態に遭遇。『精霊対話』という不思議な術で混乱を収めていく。 一方、神隠しに巻き込まれた女性は、日本主神である天照大神に『二度目の国譲り』を告げられる。 ……そこへ、助けに現れるはとある神。 少彦名という、とんでもない解釈違いを起こしてしまった青年サイズの神様であった……。
読了目安時間:32分
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