早九字

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  • そんなんで買えるなら俺が買うわ!

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    異世界ファンタジー・連載中・6話 白田 まろん

    2020年2月3日更新

    神武居(かむい)アキラは高校2年生になったばかりの16歳だ。両親とも海外で仕事をしているため、祖父が住職だった寺で独り暮らししていた。特にイジメに遭っていたわけでもなかったが、2年生になってから彼はほとんど登校していなかった。 そんな折、祭壇の奥で何気なく手をついた壁が裏返り、彼は小さな石造りの部屋に足を踏み入れる。 『この部屋を見つけたということは、アキラには資格があるということじゃ。向かって右の壁は日本とは別の世界に通じておる』 正面の壁には3年前に他界した、祖父の手による紙切れが貼られていた。 半信半疑でそこに書かれていた手順を踏んだ時、彼は石の壁を通り抜けて異世界へ。しかしそこはシステムキッチンも、ウォシュレットも、ユニットバスもある、どう見ても異世界とは思えない光景が広がっていた。 「何だよ、ちっとも異世界じゃねえじゃん」 ところがその時、彼は女の子の悲鳴を耳にする。そこで助けることになるのは、獣同様の扱いを受けるエルフの少女だった。 ここから、2人を中心に物語が始まる。