─これは、ある空の軌跡─ 彼らは、自らの力を過信した。 彼らは、その限りある力を、誤った方向に使った。 彼らは、彼らの力を、周りの国々へと振りかざした─。 建国歴2776年、大陸の強国として君臨した君主制国家「リシュア大公国」は、民族問題の解決を名目に周辺諸国へと侵攻。 後の「リシュア戦争」の始まりである。 大公国南方に位置した民主政国家「ファルクス共和国」は開戦後僅か一週間で国土の大半を喪失。 周辺諸国も戦線が崩壊する中、ファルクス共和国は首都を喪失。 さらに、リシュア大公国は新型戦車や要塞、とどめに電磁砲などを用いて周辺諸国の軍事行動を完膚なきまでに制圧していた。 誰しもが思った。 この戦争は、大公国が勝利すると。 だが、それは、たった二人の傭兵によって覆されることとなる。 これは、彼らの記録を追う物語である。 ◆注意◆ 本作品は短編集となっております。 作品の時系列などはバラバラなので、ご注意ください。 また、本作品は「エースコンバット」シリーズのオマージュ作品となっております。 あんなことやこんなこと、そんなことまで行ってまいります。 具体的に言うと、ト○ネル潜りとかです。 それでもよろしいという方は、是非ともご覧ください!
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