理葬境
忍原富臣
童話/絵本/その他
完結済
長編
42話
133,203字
2020年8月13日更新
戦の時代、小国同士が争い陣地を広げていたような頃の物語……。 大国を築いた国王は飢饉により多くの民を犠牲にした。納税を厳しくし、民たちは苦しんだ。その一方で、王城、城下町で暮らす人々にはきちんとした食料が分け与えられた。 飢饉は収まらず、国王が大臣達に案を出すように命じる……。一人の大臣の案が採用され、数ヵ月、数年後には何とか持ち直すことが出来た。 ある日、国王は息子に自分の寿命が短いことを告げる。 国王が亡くなってから、町や村では「悪夢」の話が噂されるようになった。 大臣の一人、剛昌は急死する前の国王の異変に気が付き調査を進めていくが……。 これは、登場人物たち全員が主人公となる「死者の為に紡ぐ物語」である。
読了目安時間:4時間26分
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